サントリーホールディングス社長インタビュー「世界一が目の前にある」

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2024年を迎え、経済同友会代表幹事として、失われた30年からの脱却に意欲を燃やす、
サントリーホールディングス社長新浪剛史氏。

 

サントリーホールディングス(HD)では、創業家以外で初めて社長に就任して10年の節目に。

グローバル化をさらに進め、『世界一になりたい』と熱く語りました。

 

日経ビジネス電子版では編集長がサントリーホールディングス社長・新浪剛史氏にインタビューしています。

 

世界一が目の前にある

 

2024年、日本経済にとってどんな年になると予想されますか。

 

失われた30年を違う風景に変えていく年である、と。モデレート(穏やか)なインフレーションで経済社会を運営していくか、それとももう一度デフレに戻るのか、どちらを志向するか。当然、前者ですよね。

昭和、平成から大きく、令和という時代に合った経済・社会保障の仕組みを、ゼロから考える年になる。そうしなきゃいけない。元に戻ってはいけない、と決別する年になると思うんですね」

 

まさに戦後モデルをゼロから作り直すイメージだと思うんですけど
トランスフォームに何年ぐらいかかるでしょうか。

 

「5年とか速いスピードでやらないと、という危機感を持っています。スイスの国際経営開発研究所(IMD)の世界競争ランキングでも日本は1990年ごろに1位でしたが、2023年は35位。日本に対する信認が思い切り落ちていった。

これを食い止める年にしなくてはならない。私は、金利のある正常な経済にしていくということだと思うんですね。これは結構な痛みを伴う可能性もありますが、我々経済人としては、やらなきゃいけない。政治的になかなか厳しいところがありますけど、ここを乗り越えないと本当に厳しいことになるな、と思いますね」

 

日本人には「諦め感」がある

 

失われた30年。

ゆでガエル状態で、ヒト・モノ・カネが動かないというのは、日本人に危機感が足りないのでしょうか。

 

「全くおっしゃる通りです。日本はもっと危機感を共有しなきゃいけないんですが、私は危機感よりも、若干諦めがあるのかなと」

 

諦めが。日本人に。

 

「そう、日本人に。何をやっても駄目なのかなって。もうぎりぎりのところにきていると思いますね。

諦め感は、デフレがつくった病巣です。この病巣を早く取り除くために、経済人が一致団結すべきです。デフレ社会に戻さないために、我々経済人がモデレートなインフレで、賃金を上げて経済社会を豊かにしていくんだ、ということにコミットしなきゃいけない

 


 

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