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かつて模索した米アプライドマテリアルズとの統合交渉は破談に終わった東京エレクトロン。
ですが、その過程で世界を学び、その後、独力で飛躍的な成長を成し遂げました。
人材を生かし、半導体製造装置の技術革新で世界を牽引します。
日経ビジネス電子版では、東京エレクトロン社長兼CEOの河合利樹氏にインタビューしています。
76年かけて今の規模にまで至った市場が
今度は10年以内に2倍になる
2023年は半導体需要が前年から落ち込みました。
足元では回復しつつありますが、24年以降の需要をどう見ていますか。
「半導体はデジタル化の進展で基本的に需要は伸びていましたが、新型コロナウイルス下でサプライチェーン(供給網)の乱れがあったことで需給バランスがうまく取れず、23年が調整時期になったのだと思っています。
半導体製造装置市場は24~25年の2年合計で約2000億ドル(約30兆円)以上になると見ています。1947年のトランジスタ誕生に始まり、デジタル機器やネットワークが進化。さまざまなインターネットのサービスやプラットフォームが使えるようになりました。これによりデータが蓄積され、これからは人工知能(AI)を駆使する時代です。生成AIや自動運転、仮想現実など大量のデータを即座に計算するアプリケーションがどんどん生まれ、そこに大量の半導体が使われています。
2022年の半導体デバイスの世界市場は5740億ドルですが、これが30年にはほぼ倍増の1兆ドル超になるとされています。76年かけて今の規模にまで至った市場が、今度は10年以内に2倍になるわけです」
生成AI向けの半導体需要も高まっています。
「特に『Chat(チャット)GPT』に代表されるAIサーバーの市場は23年からの5年間で、年平均で30%以上の成長をすると見られています。膨大なデータを処理することができる『AIサーバー』では、最先端のCPU(中央演算処理装置)やメモリーの需要が高まることに加え、生成AI向け画像処理半導体(GPU)も新たな事業機会となります」
5年以内に2ナノまで微細化
「生成AIは1チップに使っているトランジスタの数が800億個で、チップもスマートフォン向けに比べ大型化します。当社の試算では5年以内にトランジスタの数は2000億個になり、回路線幅も現在の4ナノ(ナノは10億分の1)メートルから2ナノメートルまで微細化が進むだろうと見ています」
本誌では東京エレクトロン社長兼CEOの河合利樹氏のインタビューの続きをお読みいただけます。
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