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2023年に38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガース。
12球団最年長の監督として若手中心のチームを率いた岡田彰布氏をゲストに、
日経ビジネス電子版ではプロ野球開幕直前の3月下旬に特別対談を実施しました。
対するは財界のタイガース後援会で世話役を務める富士フイルムホールディングス助野健児会長。
スポーツと経営、それぞれのトップがマネジメントとリーダーシップの極意を語っています。
阪神は「勝てないチームではない」と思っていた
助野健児会長:財界を中心とする後援組織『阪神猛虎会』で、昨年に世話役の一人になりました。岡田さんが監督になられて1年目からセ・リーグ優勝、日本一に輝いた。祝勝会などでお話をさせていただきました。
岡田彰布監督:ゴルフもですね(笑)。
助野会長:僕はそんなに得意ではないので、圧倒的に岡田さんがお上手ですが(笑)。しかし岡田さんが再び監督に就任する前のタイガースはAクラス(3位以内)が多いものの優勝には手が届かなかった。岡田さんは何を変えたんでしょう。
岡田監督:タイガースのユニホームを着たのは15年ぶり。その間、解説などの仕事で外から見ていて分かったのは、このチームは「勝てないチームではない」ということです。ただ、ポジションや打順を変えすぎていた。その辺を徐々に直し、固定していこうと思いました。それが1年の始まりです。
助野会長:打順を固定する意味はどこにあるのでしょう。
岡田監督:選手が不安になるんですよ。僕が現役の時もそう。自分の前や後ろを打つバッターが変わると、自分の役割が変わる。すると見える景色が変わって調子も狂ってしまう。野球は団体競技なので、それぞれの選手に役割や機能がある。それを明確にしなければいけない。
大山(悠輔・内野手)を全試合4番に据えて、バッティングが好調な木浪(聖也・内野手)を8番に固定したのもそう。8番が出塁し、1番、2番バッターにつなぐ。役割をきちんと認識させました。
本誌では対談の続きをお読みいただけます。
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