あの有名なノートの作り方って?『コクヨキャンパスノート工場』へ潜入!

  • 更新日
  • 有効期限 2024.10.17

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2024-03-08 発売号 (2024年4月号)

 

私たちが普段使っているノートはどのようにつくられているのでしょうか。

子供の科学では、そんな謎を明らかにすべく、キャンパスノートでお馴染みの文具メーカー『コクヨ』のノート工場へ突撃!

工場で働く水野浩伸さんが製造工程を案内してくれました。

 

【製造工程(1)】ロールを入れる

 

 

ノートを製造する最初の工程に足を運ぶと、巨大な紙のかたまりを発見!

これはノートのもとになるロール原紙で、
9000mもの長さ(エベレストの高さとほぼ同じ!)の紙が巻かれています。

このロール原紙1本からつくられるキャンパスノート(B5の30枚組の場合)は約4700冊。

 

この紙を機械に通して真っ直ぐに伸ばすところから工程がスタートします。

 

【製造工程(2)】罫線を印刷する

 

 

紙が機械を通っていくと、次は罫線を印刷する工程へ。

キャンパスノートには一定の間隔で横線(罫線)が引かれていますが、ここでその線が印刷されています。

機械には黒い“版”がセットされており、版の凸部分にインクがついて、紙に転写されます。

速乾性のある水性のインクを使っているから、瞬間的に乾燥して滲むことがありません。

 

【製造工程(3)】折る・束にする

 

 

製造工程1のロール原紙を見たときに、私たちが普段目にするキャンパスノートと比べて
紙の幅が大きすぎることに気づいた人はいるでしょうか。

実は、効率的にノートを大量生産するために、まずは大きい紙の状態で罫線を印刷し、
それから紙を裁断してノートの幅に整えています。

最初の大きな紙が半分に裁断され、さらに半分に折られることでノートの形になるのです。

 

【製造工程(4)】糊づけ・乾燥・クロスがけ

 

 

バラバラの紙をノートとして綴じるパートへ。

ノートを開いたときの内側の部分に糊をつける工程ですが、
実はこの『糊づけ』にこそコクヨの技術力が詰まっているのです。

糊をつけすぎるとノートが開きづらくなりますし、少なすぎるとバラけてしまいます。

この微妙なさじ加減を、長年のノウハウで実現しています。

背表紙に貼られるクロスもシワひとつなく超精密です。

 

【製造工程(5)~(7)】
切り落とす、検品する、フィルムで包む

 

 

製造工程3でも説明したように、2冊がつながった状態でいくつかの工程をクリアし、
最後に裁断を行うのが効率的にノートをつくるポイント。

この時点ではまだ2冊分がくっついた状態なので、最後に半分に裁断し、
パンの耳のように端も数mmだけ切り落とすことで、1冊のノートが出来上がるのです。

切り落とした耳の部分はリサイクルされ、再生紙として利用されたりします。

余すことなく使い切る、環境にも優しい製造工程なのです。

 

完成したノートを検品し、サイズや印刷のミスがないか、クロスがうまく貼られているかどうかなどを入念にチェック。

糊づけが完全に乾燥する翌日には、紙を引っ張って強度を確かめる試験もあるのです。

 

正確なチェックを経て合格したノートたちがフィルムで梱包されると、ついにお店で売られている姿に!

これにてキャンパスノートが完成です。

 


 

本誌では、文房具開発の裏側なども特集されています。

 

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