松浦弥太郎が語る自己投資「新しい価値観のもと、新しい幸せを見出す」

  • 更新日
  • 有効期限 2024.12.23

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2023-09-08 発売号 (VOL.68)

 

『人生100年時代』を有意義に、なおかつ豊かに生きるために取り組みたいのが、自己投資。

FQ JAPANでは、エッセイスト・松浦弥太郎さんが考える自己投資についてインタビュー。

長い人生を生きるうえで道標となる内容です。

 

未来について考えることが自己投資の第一歩になる

 

エッセイストやクリエイティブ・ディレクターといった肩書きのもと、複数の業界で活躍する松浦弥太郎さん。

暮らしや生き方にまつわる著作も数多く発表しており、そのユニークで説得力ある言葉は、
幅広い層から注目を集めています。

 

今回のインタビューのテーマは自己投資。

まず、松浦さんが考える自己投資とはどんなものなのでしょうか。

 

「『人生100年時代』といわれる今、先のことを考えるとさまざまな不安が頭に浮かぶでしょう。『高齢になってからも健康でいられるのか』とか『ずっとお金に困らずにいられるのか』とか。こうした不安を直視し、どうしたら懸念したことを避けられるか考えることが、自己投資の第一歩になります」

 

それは「今日1日が楽しければいい」「今が良ければいい」といった刹那的な考えの対極にあるものです。

現在ではなく将来に視点を据え、理想とする将来を実現するために必要な物事を洗い出す。

これこそが、自己投資の第一歩にあたるといいます。

 

「例えば、将来も健康でありたいと願うなら、日々の運動やバランスのいい食事が、必要な物事として挙げられると思います。また、実生活にこれらを新たな習慣として取り入れることで、病気にならない健康的な未来が実現できるはずです」

 

新しい価値観のもと
新しい幸せを見出す

 

なお、自らの理想的な未来と合わせて考えたいのが、社会の未来だといいます。

近年、日本の一人当たりGDPは世界で27位をマークしました。

また、国内における少子高齢化に歯止めがかかる兆しはみえません。

こうした点を含めて考慮すると、日本が今後、大きく成長・発展することは望めない。

かつての日本では、高級車や大きな持ち家、海外旅行が成功と幸せの象徴であり、
だれもがこれを求めましたが、
今後の日本では、これらを求めてもなかなか手に入らないと予想されます。

 

「自らの成功と幸せに対する価値観は、意識的に変えていく必要があると思います。

おそらく今後、日本人の給料は全体的に減るでしょう。また、日本に移住する外国人が増え、彼らが上司で日本人が部下という図式が見受けられる企業も、どんどん増えていくと思います。けれども、給料が減ることや外国人がトップを務める職場で働くことが、決して不幸せに直結するわけではありません。ただ単に、社会における文化が変わっただけに過ぎないですから。

今は、新しい価値観のもと、新しい幸せをそれぞれが見つけていく時そして新しい幸せを実現するためには、自分がなにを変えていくべきか、自分にとってなにが必要かを考え、行動に移すことが大切です。また、これこそが的を射た『自己投資』といえるでしょう」

 

大きな家や高級車を持つことで得られた幸せは、過去のもの。

多大なお金を使わずとも、得られる幸せはたくさんあります。

 


 

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