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2023-09-08 発売号 (VOL.68)
『人生100年時代』を有意義に、なおかつ豊かに生きるために取り組みたいのが、自己投資。
FQ JAPANでは、エッセイスト・松浦弥太郎さんが考える自己投資についてインタビュー。
長い人生を生きるうえで道標となる内容です。
未来について考えることが自己投資の第一歩になる
エッセイストやクリエイティブ・ディレクターといった肩書きのもと、複数の業界で活躍する松浦弥太郎さん。
暮らしや生き方にまつわる著作も数多く発表しており、そのユニークで説得力ある言葉は、
幅広い層から注目を集めています。
今回のインタビューのテーマは自己投資。
まず、松浦さんが考える自己投資とはどんなものなのでしょうか。
「『人生100年時代』といわれる今、先のことを考えるとさまざまな不安が頭に浮かぶでしょう。『高齢になってからも健康でいられるのか』とか『ずっとお金に困らずにいられるのか』とか。こうした不安を直視し、どうしたら懸念したことを避けられるか考えることが、自己投資の第一歩になります」
それは「今日1日が楽しければいい」「今が良ければいい」といった刹那的な考えの対極にあるものです。
現在ではなく将来に視点を据え、理想とする将来を実現するために必要な物事を洗い出す。
これこそが、自己投資の第一歩にあたるといいます。
「例えば、将来も健康でありたいと願うなら、日々の運動やバランスのいい食事が、必要な物事として挙げられると思います。また、実生活にこれらを新たな習慣として取り入れることで、病気にならない健康的な未来が実現できるはずです」
新しい価値観のもと
新しい幸せを見出す
なお、自らの理想的な未来と合わせて考えたいのが、社会の未来だといいます。
近年、日本の一人当たりGDPは世界で27位をマークしました。
また、国内における少子高齢化に歯止めがかかる兆しはみえません。
こうした点を含めて考慮すると、日本が今後、大きく成長・発展することは望めない。
かつての日本では、高級車や大きな持ち家、海外旅行が成功と幸せの象徴であり、
だれもがこれを求めましたが、
今後の日本では、これらを求めてもなかなか手に入らないと予想されます。
「自らの成功と幸せに対する価値観は、意識的に変えていく必要があると思います。
おそらく今後、日本人の給料は全体的に減るでしょう。また、日本に移住する外国人が増え、彼らが上司で日本人が部下という図式が見受けられる企業も、どんどん増えていくと思います。けれども、給料が減ることや外国人がトップを務める職場で働くことが、決して不幸せに直結するわけではありません。ただ単に、社会における文化が変わっただけに過ぎないですから。
今は、新しい価値観のもと、新しい幸せをそれぞれが見つけていく時。そして新しい幸せを実現するためには、自分がなにを変えていくべきか、自分にとってなにが必要かを考え、行動に移すことが大切です。また、これこそが的を射た『自己投資』といえるでしょう」
大きな家や高級車を持つことで得られた幸せは、過去のもの。
多大なお金を使わずとも、得られる幸せはたくさんあります。
本誌では自己投資についての記事の続きをお読みいただけます。
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