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鉱物が今、必要となっている?!
今号の週刊エコノミストでは、『鉱物大争奪戦』を特集。
いま、どんなエネルギーが必要とされているのか、気になる内容をピックアップしてみました。
銅、アルミ、レアアース、そして金……。
鉱物が今、国の命運を左右する重要な資源となり、供給不足や投資マネーの流入などにより価格が高騰するものも珍しくありません。
鉱物の現在とこれからを総力特集しました。
10円玉の価値が上がる?!
10円玉に含まれる銅の価値が、10円以上になる日が近いかもしれません。
1枚4.5グラムの10円玉には、約4.275グラムの銅が含まれます。
国内取引の基準となる銅建値は4月23日現在、1トン当たり223万円。
単純計算すると、10円玉に含まれている銅だけで9.5円にもなります。
銅価格は歴史的な高値が続いています。
価格高騰の背景にあるのが、銅鉱石の需給不足です。
今後の見通しも芳しくはありません。
国際エネルギー機関(IEA)は2030年以降、銅鉱石の生産が減少に転じる見通しを立てています。
現在ある鉱山の老朽化や銅鉱石の低品位化、新規鉱山開発の遅れなどが見込まれるためです。
銅の値動きは今後どうなるのか。
年内の銅価格について、野村證券金融経済研究所の高島雄貴エコノミストは「基本的には現在の高値圏での推移が続くだろう」とみています。
年内はエネルギー価格が高止まりする可能性が高く、銅が急騰する局面は想定しにくい。
一方で、今年2月の米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けても世界景気じたいが急速に悪化しているわけではなく、銅価格を大きく押し下げる材料も見当たらない。
しかし、銅の製錬業界からは「銅価格の上昇によるメリットなどなにもない」との嘆きの声が聞こえます。
銅に関わる企業が必ずしも、高値の恩恵を受けているわけではないのです。
リサイクル原料へ転換

各社が力を入れるのが、銅精鉱からリサイクル原料への切り替えです。
リサイクル原料の精錬は銅精鉱を製錬するのと同じ炉で行えますが、投入前に前処理が必要になります。
三菱マテリアルは、リサイクル原料による製錬を35年度までの10年で2倍にする目標を立てています。
現有する直島製錬所(香川県直島町)だけでなく、海外からのリサイクル原料の確保のため、欧州にリサイクル原料100パーセントの製錬所を新設することも検討しています。
銅からリサイクルへの現状、どのように変化していくのか、続きはぜひ本誌でご覧ください。
本誌では他にも、銅、アルミ、レアアース、貴金属…逼迫する鉱物需給の最前線を完全理解、などを紹介されています。
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