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各種ウェブサービスに保管された個人のデータには、
そのアカウント情報(ID/パスワードなど)を持つ人しか原則アクセスできません。
そのため、利用者が他界すると、その個人データには家族でさえアクセスできなくなります。
この『デジタル遺産』にどのように対処するかは、IT社会の課題の1つです。
家族が困らないように、デジタル遺産の管理者を生前に指名しておき、不測の事態に備えたい人もいるはず。
AppleはiOS15.2などの新機能として、故人のApple IDとそのデータの管理者を生前に登録できる
『故人アカウント管理連絡先』を搭載しました。
委ねられるのは、iCloudに保管している写真、メモ、メール、連絡先、通話履歴、ファイル、ボイスメモ、バックアップデータなど。
パスワード情報や支払い情報などは除外されます。
故人アカウント管理連絡先を追加するためには、iPhoneなどでApple IDの『故人アカウント管理連絡先』を表示します。
連絡先は誰でも指名できますが、事前に相手に断りを入れておくとよいもの。
そして、アクセスキーを送信すれば完了です。
管理を任された側は、このアクセスキーと死亡証明書を用意し、
個人のデータへアクセスするための申請を行います。
故人アカウントへの対応は、ウェブサービスごとに異なり、アカウントの削除しか依頼できない場合もあります。
データが削除されては困るなら、事前に共有手段を準備しておくことをお勧めします。
本誌ではSNSのサービスによるデジタル遺産への対応も紹介されています。
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