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ハリソン・フォード演じる考古学者の冒険を描く『インディ・ジョーンズ』シリーズには、
毎回異なるヒロインが登場します。
最新作の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のヘレナ・ショーは、
主人公のかつての盟友の娘で、古代言語や歴史に精通するトレーダーという設定です。
インディに調査を依頼するものの真意は不明で、これまでにない強烈な個性を放っています。
ヘレナ演じるフィービー・ウォラー=ブリッジさんもまた、多彩な才能を持った女優。
なぜなら、戯曲家であり、脚本家であり、プロデューサーでもあるのです。
COURRiER Japonでは、そんな多彩なる彼女の魅力について迫っています。
数々の受賞を受け、007の脚本リライトも依頼される才能
彼女が一躍時の人になったのは、自身が企画・脚本・製作総指揮・主演を務めた『Fleabag フリーバッグ』がきっかけです。
カメラ目線で視聴者に語りかける手法を大胆に導入したり、
現代を生きる20代女性のリアルをしっかり反映している点が高く評価されました。
「もともと親しい友達としか話せないことをぎゅっとつめこんで、舞台にしたらどうだろうっていうところから始まったの」
『フリーバッグ』誕生のきっかけを彼女はこう振り返ります。
同作は、米テレビ界最高の栄誉とされるプライムタイム・エミー賞において
作品賞、主演女優賞、演出賞、脚本賞(いずれもコメディシリーズ部門)を受賞。
これほどの才能をエンタメ界が放っておくはずもなく、
ダニエル・クレイグはジェームズ・ボンド役の卒業作となる『007/ ノー・タイム・トゥ・ダイ』の
脚本のリライトを依頼しました。
「脚本はすでにいい仕上がりだったんだけど、最終段階で新鮮な視点が欲しいと言われたの。『007』には長い歴史と伝統があるとか、世界中の人がこの作品を観ることになるとか、そういうことはなるべく考えないように努力した。いったん意識しちゃうと、圧倒されちゃうから。登場人物たちと彼らが口にする台詞だけに集中するようにして」
脚本の執筆において、役者としての視点が生きているとウォラー=ブリッジは言います。
「役者が楽しめる要素を作ることを大事にしてるの。必ずしも面白おかしいという意味ではなくて。演じるうえで必要な土台をしっかりと与えつつ、観客が予想していないことをやらせたり、ツイストを加えてみたりする。演者が手応えをつかめるものを提供することを意識しているの」
物語の世界がそのまま再現されていて
本当に冒険のなかを生きている気分だった
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、女優フィービー・ウォラー=ブリッジとして最大の舞台です。
往年のハリウッド女優のように、可愛さと危険な魅力を兼ね備えていると絶賛するジェームズ・マンゴールド監督は、
彼女を想定してヘレナ・ショー役を作り上げたと告白しています。
当の本人はそのスケールに圧倒されたと言います。
「『ハン・ソロ』のような大規模映画に関わらせてもらったことがあるので、心構えはできていると思っていたの。でも、そんなことは全然なかった。新しいセットに行くたびに感激したの。360度見渡すかぎり物語の世界がそのまま再現されているから、本当に冒険のなかを生きている気分だった」
女優としてジョン・クラシンスキ監督の新作『イマジナリー・フレンド(原題)』の公開が控えている一方、
クリエイターとしてAmazon向けに新作の企画開発をおこなっています。
多忙を極めるものの、本人としてはペースを落とすつもりはないそう。
「なにより嬉しいのは、私の仕事や直感をもっと信頼してもらえるようになったことね」
本誌では美しい写真とともに、彼女のインタビュー全文をお読みいただけます。
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