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ヴォーグ ジャパンのシスターブランドとして、
フレッシュなトレンドやカルチャーを新世代へ発信するデジタルマガジン『ヴォーグガール』。
今回は、“かっこいい”も超越する、トップ俳優・菅田将暉さんの本音に直撃!
デビューしてから13年、菅田将暉が今、思うこと
デビューしてから13年になりますが、振り返ってみてどうですか?
「あっという間のような気もするし、長かった気もする。個人的には一歩一歩、一段一段登ってきた感じです。しいて言うならありがたいことに、思っていたよりも早めにその階段を上がった感覚みたいなのはあります。人生というか、一歩一歩こうやって進んでいくんだなみたいな感覚です」
自分のキャリアの転機になったと思う作品はありますか。
「作品だと『仮面ライダー』、『共喰い』、『あゝ、荒野』の3つですね」
たくさんの作品に出演されてきましたが、菅田さんの作品選びの基準、
最終的にやってみようと決断するポイントは?
「今でこそ自分でジャッジすることが増えましたけど、昔は別にそんなつもりはないし、その立場でもなかったです。ただ共通して言えるのは『今、これをやんなきゃな』という感覚みたいなのが全部にあって。
例えば、友達と喧嘩している時期に、喧嘩するような映画のオファーがきたり、大好きな人ができたときに恋する映画の話がきたり。
今回の映画『百花』(※)で言うと、ちょうど僕のおばあちゃんが記憶が不確かになってきていた時期で、そのことに数年対峙して新しく知ることがたくさんあったタイミングだった。コロナ禍で仕事が止まり、家に川村元気さん(監督・原作・脚本)から小説が送られてきて読んだとき、しかもちょうど結婚を考えていた時期というのもあったので『今これはやんなきゃいけないんだな』と。そんな感覚を大事にしています」
※映画『百花』では、どんどん記憶をなくしていく原田美枝子さん演じる母・百合子の息子を菅田さんが演じる
その作品に運命を感じるような。
「そういうふうに捉えたほうが楽しいですね」
どんどん記憶をなくしていく母・百合子に対して、
菅田くん演じる泉が「なんで俺を置いていったの?」と聞くシーンに胸が苦しくなりました。
「原田さんとも話していたんですが、あのシーンが一番通じ合った感じがしたというか。
映画の中では、泉、息子的にはお母さんはやっぱりずるいんですよ。それは、決定的に話したい話があるし、確認したいことがあるんだけど、母は忘れていくし、会話ができなくなっていくから確認のしようもない。そのもどかしさがずっとあって。
泉はお互いの未来のために母をホームに入居させるわけですよね。それで2人は距離をとったことで隙間みたいなものがやっとできた。それによって初めて素直に喋れたのが、あのシーン。すごく楽しかったし、唯一会話が成立したシーンかもしれない。だから切ないのかもしれない」
もし、菅田さんがお母さんの立場になってしまったら『最後までとっておきたい記憶』って何でしょう?
「なんだろうな……ちょっと前におじいちゃんが亡くなったんです。何回か危ないかもみたいなことを繰り返していたので、みんなも大往生だねって言う気持ちではあるんですけど、1回危ないかなっていう状態から復活したときがあって。
そのとき病院で朦朧としながらメモを書いていたらしいんです。そのメモをおばあちゃんが見せてくれたんですが、おばあちゃんとの初デートの場所が書いてあって、みんなで号泣しちゃって。
なんてロマンティックなんだと思いつつもそれなんだ、と。結局、初心みたいなところの記憶って一番強いんだな、と」
幸せの原風景というか。
「そうですね、やっぱり始まりを思い出して終わりに向かっていくみたいなことなんかなと。それを見たときに固まっちゃって。よく走馬灯とか言うじゃないですか。その一端がこういうことなんだろうな。でも、ある意味そうなったら幸せだなと」
本誌では、20代でやっておいてよかったことや、逆にやっておけばよかったこと、
俳優という仕事のことについても語っています。
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