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ドラマ『イカゲーム』で世界的知名度を得たイ・ジョンジェさん。
韓国でトップ俳優として君臨し続けるチョン・ウソンさん。
23年ぶりに二人が共演した話題作『HUNT』はイ・ジョンジェさんの監督デビュー作でもあります。
VOGUE JAPANでは、公私にわたり支え合う盟友たちのクロストークが掲載されています。
イ・ジョンジェ&チョン・ウソン インタビュー

『HUNT』はカンヌ国際映画祭で全回チケット完売、スタンディングオベーションを受けました。
イさんは『ハウスメイド』(2010)、チョンさんは『グッド・バッド・ウィアード』(2008)で
カンヌ国際映画祭に参加したことがありますが、今回はいっそう感慨深かったのではないでしょうか。
イ・ジョンジェ:シナリオを書いているときから、カンヌに行きたいと思っていました。簡単なことではないので、どのような努力をすべきなのか悩みましたが、正式招待されてとてもうれしかったです。
チョン・ウソン:ジーンと来ましたね。素晴らしい作品と大勢の映画関係者がカンヌに招待されますが、そこで関心や歓声を浴びるのは難しいことです。でも今回は上映期間も長かったですし、僕たちだけが楽しんだというのではなく、現地で成果を見せられた実感があり、とても楽しかったです。僕らが同じ作品で一緒にカンヌに行くことなんて、もうないかもしれないし。
イ・ジョンジェ:ウソンさんが監督をやって僕が出演すれば、また一緒に行けるかもしれないよ。可能性ゼロというわけじゃない。
では、まずチョン監督の映画にキャスティングしてもらわないといけませんね?
チョン・ウソン:ジョンジェさんはすでに破格のギャラでキャスティングされているんです。
イ・ジョンジェ:1万ウォン(約1000円)だっけ?5万ウォンだっけ?
チョン・ウソン:1万ウォンだよ。ここぞという重要な瞬間に出てもらうんだ。
1シーンにつき、1万ウォン?
イ・ジョンジェ:いいえ、1本あたり1万ウォン!
(笑)。お二人はいつからここまで親しい仲に?
95年にSBSスター賞で新人演技賞を共同受賞して、年齢もデビュー時期もほぼ同じですね。
チョン・ウソン:「最初から」と言っていいでしょうね。『太陽はない』で共演して、プライベートでも付き合うようになったから。もちろん、お互いの存在についてはその前から知っていました。当時は“青春スター”として、僕たち二人をライバル扱いする記事が多かったので。実際は同業者として、むしろ好感を持って見守っていました。
イ・ジョンジェ:『ビート』も有名ですが、ウソンさんが出演したドラマ『アスファルトの男』もすごくセンセーショナルだったんです。本当にマンガから飛び出してきたみたいな感じで、男から見てもカッコよくて。最初のうちは二人とも無口でしたね。一緒に飲み屋に行っても、30分ぐらい黙って酒を飲むだけ。
チョン・ウソン:「もう一杯飲みます?」「いいですね」。会話は以上。
イ・ジョンジェ:何というか、早熟だった気がします。映画の撮影現場では、どのシーンもいいものにしなければというプレッシャーが大きくて、すごく真剣でした。それぞれ決起盛んなドチョルとホンギになりきって、映画の中ではしょっちゅう言い争っていましたが、ふだんの僕らは静かでした。

若手イケメン俳優の一時的なブレークではなく、お二人は30年近く活躍を続けています。
16年には芸能プロダクション、アーティストカンパニーを共同設立。お二人の友情そのものがまさに映画みたいです。
チョン・ウソン:本当に自然な流れでした。たいていは映画の撮影が終わるとなかなか会えなくなってしまうものですが、二人とも家が清潭洞で近かったから、気づけば時間があるときに会うようになって。長い間、一緒に過ごしているうちにここまで続いていたのです。
不思議というか、ありがたみみたいなものがありますね。僕らの関係に対するありがたさ。
イ・ジョンジェ:二人とも仕事がすごく好きだからだと思います。会っているときは、70%以上が仕事の話。映画の話がいちばん楽しいですね。
常に新しいものをお見せしたいと思っているので、次回作をどうするかという悩みも尽きなくて、お互いすごく情熱的です。自己管理は当然それぞれがきっちりやるべきものだし。そんなふうに健全な関係が維持されてきました。今思えば、そういった価値観が合っていたんでしょうね。
本誌では、お二人のインタビューの続きをお読みいただけます。
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