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2022年からカルティエの『フレンズ オブ メゾン』となった小栗旬さんは、
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演をつとめるなど“今年の顔”という言葉がふさわしい活躍ぶりです。
GQ JAPANでは小栗旬さんに、いよいよ佳境を迎える大河のこと、
さらにカルティエの印象まで、王道を歩く39歳に訊いています。
※取材時期は2022年です。
いつも目の前のことだけを見て
前に進み続けてきた
長かった旅が終わろうとしています
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演をつとめる小栗旬さん。
昨夏に始まり、1年以上にわたった撮影もついに最終盤を迎えつつあります。
「ひとつの役柄をこれだけ長い間やり続けるというのは、なかなかできない経験ですので、役者としてはすごく面白いし、勉強になりました。
コロナ禍で制約が多く、いろいろ大変なこともあり、俳優という仕事について考えることもありました。でもまずは最後まで走り切って、考えるのはそれからでいいかな。これまでもいつも目の前のことだけを見て、前に進み続けてきました。先のことを考えるのはあまり得意じゃないんですよ。せいぜい1~2週間先のことしか考えていません(笑)」
小栗は今年、カルティエの『フレンズ オブ メゾン』にも選ばれました。
世界各国の王室から御用達を認められているメゾンだけに、
役者としての王道を歩み続ける彼に共感したのでしょう。
「カルティエは決して奇をてらうわけではなく、伝統を大切にしながら、一途にものづくりをしている。だからこそ、時間が経っても色褪せない。この“タンク”も若いころカッコいいなと思って、それから何十年たってもやっぱりカッコいい。
時代にあわせて進化もしているんだけど、真ん中にあるものはブレていない。ブレないっていちばん大事じゃないですか?自分の人生もそうありたいなと思っています」
小栗さんは以前、奥様から贈られたカルティエのブレスレットを日常的に愛用しているといいます。
「若い頃はゴテゴテしたシルバージュエリーが好きでよくつけていたのですが、あれってつけているだけで疲れるんですよ。その点、このブレスレットは、つけていることを忘れるくらい、つけ心地がいい。そういう見えないところまでこだわっているところが、カルティエというメゾンなんでしょうね」
エキストラの子役からスタートし、年末には40歳になります。
目の前にあるテレビドラマ、映画、舞台とひたすらに演じ続けてきた“役者バカ”だからこそ
その場所を守りたいという思いは強いです。
「大河のような長期間、多くの俳優がかかわる作品だと、みんなが“掛け持ち”で参加しているんですね。そうしないとメシが食えないんです。こういった現状が作品にとっていいこととは思えない。みんなものすごく頑張っているけど、どうしてもひとつの作品に対する集中力が保てないような気がするんです。ドラマだけでなく、映画でも舞台でも、そこに集中して、ちゃんと稼げる。そういう仕事になるべきだと思っています」
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