
Discover Japan(ディスカバージャパン)
酒の聖地をマンガに…!?
EXILE・橘ケンチ考案、日本酒を擬人化し、キャラクターを掴む
◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆“新潟酒”の改革者に会いに行く/村祐酒造
『村祐酒造』は1953年に創業。東京農業大学醸造科の短期課程に学んだ村山さんは
福島の奥の松酒造で1年間の修行を経て家業に入りました。
前任の杜氏が体調を壊して辞めて造りが止まっていたところ、 22歳ではじめて仕込んだ代表銘柄の『花越路』が全国新酒鑑評会で金賞を受賞。 一躍脚光を浴びました。
そして、村山さんをして”新潟地酒の異端児”と言わしめたのが2002年に生み出した『村祐』です。
代々指標としてきた『口当たりが柔らかく、清潔感とキレを感じる酒』を軸としながら 『甘口』と『わかりやすさ』を表現しました。
「昔、大学の授業でドイツワインがブドウの糖度と質でランク分けされていることを聞いて。それを思い出して実際飲み比べたら明らかに味わいが違う。価格が高くなるほど甘みが強くなるというのは、それだけ原価がかかっていて、どんな人でもわかりやすい」
日本酒好きに支持されていますが、生産量は約250石と少ないようです。
村山さんは「大きくすると大変だし、面倒だから」と笑ってうそぶきますが、 自分の目の届く範囲で責任をもって質を守るという矜持の現れでしょう。 人手が要るとき以外、造りの全行程は基本的に村山さん一人で手がけています。
そこでは、手の感覚を大事にしているそうです。
米の水の吸い方、蒸し加減、麹造りで「酒米が話しかけてくれるとかない」と
長年培った経験と体感を信じ、ひと造りごとに酒に寄り添っています。
「工程一つひとつが決まったときが一番おもしろいですが、毎年もっとよくできたんじゃないかなって葛藤しながら造っています」
その飽くなき向上心が『孤高』と称される味を作り出しています。
そんな『村祐』を擬人化したものがこちら。
透明感のある甘さと酸のバランスがよく、爽やかな余韻を感じる純米吟醸タイプ。
ケンチさんはこうイメージします。 「村山さんの人柄から芯が強くワイルドで、近寄り難いですが実は甘党というキャラクターです」
720ml 1733円(2021年1月時点)
日本酒を擬人化するという斬新で、なおかつ受け入れやすいアイデアが これまで日本酒の違いなどを捉えにくかった人でも興味を持ちやすくなりますね。 本誌では、『村祐』だけでなく、他の日本酒も擬人化しています。 こちらからご覧いただけます。
記事の有効期限: 2021年12月16日 Thursday

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