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華々しくも飽和状態にある大都市圏とは異なる緩やかなリズムで成熟しつつある湘南エリアのラーメンシーン。
日本屈指の有名店で修行を積み地元に戻った店主がいれば、
生まれ育った地の食材をラーメンに起用する店もあります。
本誌では湘南屈指の127杯のラーメンが紹介されています。
今回は地元の人たちが通い詰めるソウルラーメンをピックアップします!
【平塚】花水ラオシャン
麺、スープ、玉ネギのみのシンプルな『タンメン』

平塚っ子のソウルフードが平塚タンメン。
市内には名店と呼ばれる店がいくつか存在しますが、『花水ラオシャン本店』の名を知らぬ人はいません。
創業から60年以上、この地で三代続く老舗です。
麺類のメニューはタンメンのみで、ワカメ、月見(生卵)、ネギ、チャーシューなどのトッピングでバリエーションを楽しみます。
中でも一番人気は、やはりスタンダードな『タンメン』。
透き通ったスープに、かん水不使用の真っ白なストレート麺、みじん切りの玉ネギと潔いまでのシンプルさ。
初めて目にした方は「これだけ?」と目を丸くするでしょう。
しかし、これがほんのり酸味を利かせたスープに歯切れの良い自家製麺、
玉ねぎのシャリシャリとした食感が絶妙に調和していて、完成された美味しさです。
さらに辛味、酸味を加えるための卓上の酢やラー油も忘れちゃいけません。
思い出すたびに食べたくなるような中毒性があり、駅から離れているにもかかわらず、
遠方から通うファンが多いのも納得です。
タンメンは1杯400円(2021年5月時点)。
【北茅ヶ崎】中華 のんち
茅ヶ崎のソウルフードとして愛されてきた肉そば

茅ヶ崎のソウルフードと言えば、肉そば。
茅ヶ崎駅北口に店を構える『横浜飯店』の一杯があまりにも有名ですが
そこで33年もの間腕を振るっていた料理人が北茅ヶ崎で味を受け継ぎ『中華のんち』をオープンしました。
看板メニューの肉そばは、たっぷりの豚バラ肉ときくらげ、
白菜、小松菜をラードで油通ししてから、スープで煮込んでとろみをつけ提供します。
鶏ガラと豚のゲンコツ、香味野菜を4時間かけてコトコトと弱火にかけたあっさりとした味わいのスープに
チャーシューを煮込んだ醤油ダレで味付け。
店主の小野一彦さんはこう話します。
「材料や作り方は『横浜飯店』とまったく変えていないけれど、うちは肉厚で大ぶりのキクラゲをちぎらずにそのまま贅沢に入れてるところが、違うかな」
キリっとした醤油の味わいを感じる肉そばは、海辺の街によく似合います。
タンメンは1杯850円(2021年5月時点)。
今回は2杯だけ紹介しましたが、本誌では湘南屈指の127杯のラーメンが紹介されています!
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