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『家庭画報特別編集 最高のショコラ2025』では、美味しいショコラと、その一粒に込められた想いを特集。
バレンタイン催事で発売される新作ショコラの情報や、全国の百貨店催事の全容を紹介したり
ショコラ界の大御所たちのインタビューも掲載しています。
パリ・熱いショコラの世界
2024年10月。
五輪の余韻冷めやらぬパリの街で、今年もまた、ショコラの取材が始まりました。
華やかで重厚な街並みの中行われた熱い戦いで、世界中が熱気に包まれた夏でした。
その情熱は何も、五輪に限ったことではありません。
細かな問題をものともせず、最後には極上の仕上がりにまとめ上げる。
そんな姿を、この国のショコラの世界でも、何度も目にしてきました。
さあ、今回はどんな“熱”に出会えるのでしょうか。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ
ニコラ・クロワゾーインタビュー

ラ・メゾン・デュ・ショコラ出身の著名シェフを挙げればキリがありません。
「彼らのことは応援しているし、刺激にもなっている」
ニコラ・クロワゾーシェフはそう語りました。
『本家』の自信を感じさせる笑顔で。
ラ・メゾン・デュ・ショコラのアトリエにある「シェフの書斎」に伺っています。
美しいお部屋ですね。
「とても静かで、私の好きな場所です。私が収集したショコラの歴史にまつわる品、日本から持ち帰った品も飾っていますよ。朝はアトリエで仕事をして、午後は大抵この書斎にいます。簡単なミーティングも時々この部屋で行います」
おひとりの時は書斎でどんな作業を?
「例えばノートにショコラのアイディアや、デッサンを描いています。(ノートを何冊も開き)このようにですね」
美しいです!メゾンのショコラはここから生まれるのですね。
「鉛筆で描いて、水彩絵の具で色付けします。全てのショコラは、私のデッサンからスタートします」
10月に東京でバレンタインコレクションを発表されました。明るく、心華やぐような新作ですね。
「バレンタインはこれまでカフェテラスの風景など、パリの地上の楽しさをテーマに取り入れてきましたが、今年は空の上の気球からパリを眺めるイメージです。軽やかさとフェスティバル感を表したコレクションです」
気球はもしかすると、パリオリンピックの開会式と関係しているのですか?
「パリと気球のイメージは1年半前から準備していましたので、オリンピックの開会式に気球型の聖火台が登場した時は、あまりの偶然に驚いてしまいました」
偶然だったとは!私も驚きました。
コフレの中の新しい4種のレシピも魅力的ですね。
内容を教えてください。
「まず『エシャペ ボワゼ』は、サントメ島産カカオ76%のプレーンガナッシュです。特徴は酸味とカカオの香りの良さです。19世紀初めに最盛期だった産地の希少なカカオです。
『ヴェルティージュ フレーズ』は、昨年好評だったレシピを微調整したものです。ガナッシュの上下をいちごのショコラで薄くサンドしているのは、ガナッシュのいちご感を強調するため。ロワール地方ソローニュ産の『マラ・デ・ボワ』というフランスの品種のいちごを使っています。甘さ控えめで香りが高く、6月頃収穫したいちごをアトリエでピューレにして使用しています」
ミルクチョコレートといちごの調和。
確かに昨年、大好評でしたね。
「実は私たちがミルクチョコレートを使ってフルーツのボンボンを作るのは珍しいのです。今回のいちごは外側をノアールよりレにする方が、いちごの風味が引き立つと感じました。ここ10年程でカカオの配合が強いミルクチョコレートが増え、幅が広がっています」

本誌では、インタビューの続きや、イチ押しのショコラ、アトリエ、デッサンなどの写真も掲載されています。
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