【猫背・ストレートネック】1日5分!ズレてしまった体軸とりもどす軸トレ

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anan(アンアン)

【猫背・ストレートネック】

1日5分!ズレてしまった体軸とりもどす軸トレ

 
猫背やストレートネックなどの不良姿勢、さらに肩こり、腰痛、ボディラインの崩れ…。
これらはすべて、カラダの軸がズレたり歪んだりしていることの表れです。
 
デスクワークで長時間座りっぱなし、あるいはスマホばかり見て常に俯きがち…
そんな日常に心当たりのある人に試して欲しい1日5分のカンタン軸トレがananにて紹介されています!
 
今回は軸とはなんなのか、なぜ軸がズレるとよくないのかという解説をピックアップします。
仕組みを知り、トレーニングを行って、気持ちのいいカラダをとりもどしましょう!
 


軸って何?


 

 
Reline Pilates創設者で、ヒップアップ専門パーソナルトレーニングスタジオ『hip joint』代表の
渡部龍哉さんによると軸は人のカラダに3つあると言います。
 
「いちばんわかりやすい軸は、カラダの中心を通るラインです。正面から見たときは、“正中線”といって、カラダを左右に分ける線。横から見たときは、カラダを前後に分ける線になります」
 
正面から見ても横から見てもカラダのセンター部分にある各ポイントを結んだライン。
これらの軸が地面に対して垂直になっている状態が、いわゆる正しい姿勢です。
 
「もう一つの軸は”重心”で見ます。カラダには上半身と下半身それぞれに重心があり、その2点をつなぐ線が重心軸。2点が垂直に重なっていれば、軸がとれているといいます」
 
スマホなどで写真を撮ってみてもいいかもしれません。
 


軸はズレるとどうなる?なぜ軸はズレたままに?


 
動いてもきれいに見えるのに大事なのが重心軸。
動くと重心軸は移動します。
片脚で立つときには、まず上半身の重心位置が軸脚側にズレます。
そのとき軸は斜めにズレますが、その後、片脚で立つと軸は再びまっすぐに。
片脚で美しく立つには、このように重心軸を動かすことがマストです。
 
「この重心軸の移動ができると、必要最低限の力で美しくカラダを動かすことができます。逆にこれができないと、上半身の軸がブレて下半身が頑張るので下半身太りになりがち。歩き方や姿勢も乱れるので、肩こりや腰痛が起こりやすくなります」
 
片脚立ちのときに上半身の軸を横にズラす動きは、実は胸郭を横にスライドさせる動き。
胸郭とは背骨と肋骨で囲まれた鳥カゴのような部分のこと。
胸郭の動きは赤ちゃんのころ、ハイハイで習得します。
しかし最近は、ハイハイが短期間で、すぐにつかまり立ちをする子が多いようです。
 
「大人になると今度は長時間のデスクワークで肋骨が潰れて胸郭がひらたくなり、ますます動きが悪くなってしまいます」
 
胸郭が動かないとズレた軸のままで下半身が踏ん張る。
しかし筋肉があまりないと長時間カラダを支えられないので、靭帯で支えようとします。
 
「その結果、横から見ると骨盤は前に出て背中は猫背の姿勢になりがち。デスクワークで股関節も固まるのでお尻と脚の境目も曖昧になります」
 
『ぽっこりお腹と垂れ尻』は軸のズレということです。
 
本誌では、1日5分でできる軸トレーニングが紹介されています。
こちらからご覧いただけます。

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