《タンパク質の重要性》現代人のタンパク質摂取量が戦後すぐの水準まで減少

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「年とともに体力がなくなってきた」

「疲れやすいのは体力がないせい」

 

何気なく使っている、この『体力』とは何を指しているのでしょうか。

今回の婦人画報ではそれに大きく関わる『タンパク質』
そして更年期から留意すべき栄養の摂り方について紹介します!

 

同じ生活を送っていても筋肉量は40歳から急降下

 

解説は立命館大学スポーツ健康科学部教授の藤田聡先生。

 

人間の筋肉量は、20歳ごろまではどんどん増えていきます。

しかし20~30代をピークとし、40歳からは10年ごとに8~10%減少、70代になると10年で約15%も減少。

 

これは加齢による自然現象で、筋肉量の低下によって握力や脚力など全身の筋力が低下し
身体機能が低下する『サルコペニア』のリスクが増えます。

また、加齢とともに太りやすくなるのも筋肉量の低下が原因。

筋肉は毎日作り替えられ、その際にエネルギーを消費します。

筋肉量が多いほど一日に消費するエネルギー量(基礎代謝量)が多くなります。

 

タンパク質摂取量が戦後すぐの水準まで減少

 

筋肉を減らさないようにするためには、運動とともに、タンパク質を十分に摂取することがとても大切。

しかし、日本人のタンパク質摂取量は減少傾向で、1日あたりのタンパク質摂取量は1950年と同程度。

つまり、現代人のタンパク質摂取量は戦後と同水準!

 

タンパク質は、酵素やホルモンなど体の機能を調節する重要な役割を果たしているため、
不足すると、免疫機能が低下して抵抗力が低下し、さまざまな病気にも罹りやすくなります。

加齢とともに十分なタンパク質を意識して摂取することがより重要です。

 

『タンパク質』がこんなにも必要な理由

 

 

筋肉の8割を構成しているのがタンパク質。

 

筋肉や内臓、脳、肌や骨など体のあらゆる組織を構成する材料であるのはもちろんのこと、
体の機能を調整する神経伝達物質、食べ物の消化や分解に役立つ酵素、
細菌やウイルスから体を守る免疫機能などのすべてがタンパク質(アミノ酸)から成り立っています。

 

健康に生きるための柱ともいえる成分ですが、40代頃から体内環境は大きく変化するので
タンパク質摂取への考え方を改めて見直してみる必要がありそうです。

 

朝食抜きや糖質制限、長時間食事をしない断食ブームなど、日本人を取り巻く環境が大きく変化してきているのを危惧しています。食事制限するとどうしてもタンパク質が不足してしまうのです。体の組織すべてに関わるといっても過言ではないタンパク質だからこそ、不足するとさまざまな不調や疲労になって現れます。

また、タンパク質だけを摂ればよいということではなく、体の機能を維持するためにはエネルギーの摂取量も重要。健康な人にとって糖質を制限することはデメリットがとても大きいので要注意です。血糖値の低下はだるさや疲労感に直結します。

また、体内で糖が足りなくなるとまず筋肉を分解してエネルギーに変換されるため、空腹が長く続く状態や糖質が足りない状態では筋肉がどんどん分解され、筋肉量が減少していきます」

 


 

本誌ではさらに詳しく『タンパク質』についての基礎知識や体力についての詳細が掲載されています。

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