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『寝る子は育つ』と言われるように、昔から睡眠はカラダにいいとされてきました。
一方で『寝過ぎはダメ』説もありましたが、それを一蹴してしまったのが、大谷翔平選手です。
なんせ基本的に10時間寝るそうですから、とにかくたくさん寝とけば間違いない!ということで
今号のBeginでは、正しい睡眠の条件や過ごし方、そのために必要なギアを解説。
その中から今回は、『なぜ人間は眠るのか』、そして『いい睡眠の条件とは?』をピックアップします。
睡眠のプロに聞く
なぜ人間は眠るんですか?

体のあらゆる働きを司る『大脳』を健やかに保つため
寝具メーカー西川株式会社・nishikawaスリープマスターの森優奈さんが解説。
体を動かしたり、情報を理解したり、感情をコントロールしたり。
日々の生活で無意識にしている行動を司るのが大脳です。
人が眠るのは、大脳を健やかに保ち、当たり前の営みを当たり前に行うためなんですね。
ノンレム睡眠。
睡眠の話題では必ず出てくる言葉ですが、これは深い眠りについていて、まさに大脳が休んでいる状態。
その際、分泌される成長ホルモンは、体の疲労回復に効果があるといわれています。
一方、眠りが浅い状態のレム睡眠は、感情を司る扁桃体が活発に。
日中感じたストレスを和らげるだけでなく脳内も整理されるため、記憶力や集中力UPも期待できます。
さらに内蔵器官を休ませる副交感神経が優位になる睡眠中はメラトニンが多く分泌され、
細胞老化の原因を除去。
免疫力の維持にも繋がります。
睡眠=大脳を休ませることは、細胞レベルの回復や心の健康など、さまざまな恩恵をもたらしてくれるのです。
主な睡眠の効能
・疲労回復
睡眠中に分泌されるホルモンが、細胞の新陳代謝を促進。
細胞ダメージの修復や皮膚の形成、筋肉の疲労回復、強化もしてくれます。
ちなみに成長ホルモンは30歳前後を境に徐々に分泌量が減っていくため、
質の良い睡眠を取り、可能な限り分泌量を増やすことが重要です。
・生産性の向上
レム睡眠下で活発化する扁桃体が感情やストレスが緩和し、メンタルバランスを整えてくれます。
また睡眠中は脳内を整理し、効率のいい神経回路を構築するため記憶力や集中力もUP!
逆に睡眠不足に陥ると、イライラしたり集中力が低下したりすることもあるので注意。
・免疫力の増進
副交感神経が優位になる睡眠中は、内蔵器官を休ませて体がリラックスした状態になることで
免疫に関わるリンパ球が増え、免疫力が維持されます。
また睡眠ホルモンといわれるメラトニンが細胞老化の原因となる活性酵素を取り除くことで、
免疫機能を維持することができます。
・美容効果
メラトニンのもつ抗酸化作用はビタミンCやビタミンE以上ともいわれています。
つまり、眠ることがもっとも手軽なエイジングケアなのです。
さらにメラトニンは成長ホルモンの分泌を促進。
成長ホルモンが肌に潤いを与え、ターンオーバーを促すことで美肌の効果も期待です。
良い睡眠の条件とは?

良い準備
消化にエネルギーを費やさないため夕食は寝る2~3時間前に、入浴は1時間前に済ませておきます。
さらに入眠儀式としてストレッチや読書、音楽で心身をリラックスさせるのも◎。
音楽は川のせせらぎなど一定のリズムがないものを、
読書は難解な文章ではなく、フラットに読めるものがベターです。
良い寝具
軽くてフィット感のある掛け寝具で寝返りをスムーズに。
またS字を描く体のラインを、横になった状態でもキープするのが体に負担をかけない秘訣。
程よいクッション性を備え、バランスよく圧力を分散できる敷き寝具を選びましょう。
仰向け、横向きともに同じ高さで頸椎の隙間を埋められる枕も必須です。
良い衣類
夏でも冬でも、睡眠中はコップ一杯分の汗をかいています。
そのため一年を通して長袖長ズボンを着用し、汗を吸水しつつ適度な湿度を保つことが大切です。
とくにシルクパジャマは肌にやさしく、保湿効果も期待できます。
ジャージなどは締め付けによる血行不良を招く可能性があるので避けましょう。
良い環境
目を閉じても強い光は瞼を通して入るため、寝室は手元が見えるくらいの暗さに。
どうしても灯りをつけたい場合は、オレンジ系の間接照明を。
温度は夏だと28度以下、冬は10度以上、湿度は50%程度が理想的です。
副交感神経を優位に切り替えるラベンダーやカモミールなどのアロマも取り入れると良いでしょう。
本誌では、さらに睡眠について徹底解説されています!
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