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2024-08-30 発売号 (2024年10月号)
9人に1人がかかる身近な病気である乳がん。
乳がん治療はここ十数年で大きく進化しています。
罹患者数は増えていますが、早期乳がんの割合が半数を超え、治るがんになりました。
婦人画報で特集されている乳がんの最新情報を更新し、がん対策に役立てましょう。
今回は、予防・検診・治療についてYouTubeで配信している伏見淳先生のQ&Aをピックアップします。
乳がんの予防から検診、治療まで
知っておきたい最新事情Q&A
Q. 生活のなかでできる乳がんの予防があれば知りたいです
『ブレスト・アウェアネス』をご存知でしょうか。
ブレストは乳房、アウェアネスは意識。
乳房の状態に日ごろから関心をもち、乳房を意識することが予防の一環になります。
具体的に行ってほしいことはこちら。
(1)乳房の状態を知るために日ごろから見て、触って、感じること
(2)乳房の変化を知ること
(3)乳房の変化を感じたら検診を待たずに受診する
(4)症状がなくても40歳以上の女性は2年に1回はマンモグラフィ検診を受けること
触って見てチェックする際、3本の指で乳房全体を小さい円(「の」の字)を描くように触っていきます。
なるべく細かく、乳房全体をくまなく撫でます。
腕を大きく上下して、皮膚に引きつれがないかを確認。
乳房のすべての面が見えるよう角度を変えて行います。
Q. 検診のたびに「軽度の異常」と言われますが、本当に大丈夫?
結論として、過度の心配は不要です。
乳がん検診では、1から5のカテゴリー分類が用いられます。
『軽度の異常』は主にカテゴリー2に該当し、良性病変を示唆します。
カテゴリー2は、良性の石灰化、嚢胞、線維腺腫などを含み、がんの可能性は極めて低く、即時の治療は不要です。
ただし、この判定は現時点での評価であり、将来の乳がん発症リスクを完全に否定するものではありません。
そのため、定期的なセルフチェックと検診の継続が重要。
検診結果の表現は『良性病変』や『経過観察』など、医療機関によって異なる場合があります。
即座の対応は不要ですが、継続的な経過観察と健康管理の心がけが大切です。
Q. 『緩和ケア』って具体的にどんなことが行われますか?
がんになると体や治療の心配だけではなく、仕事や将来への不安などのつらさも伴うことが多いです。
緩和ケアというと終末期がんの方が利用する医療というイメージがあるかもしれません。
しかしいま、緩和ケアは、がんに伴う心と体、社会的なつらさを和らげ、
がんそのものによる症状やがん治療に伴う副作用・合併症・後遺症を軽くするために行われる
予防、治療、およびケアを指します。
がんと診断されたときから利用できる医療です。
全国のがん診療連携拠点病院には担当の医療者がおり、通院でも入院でも受診できます。
本誌では、他にも乳がんに関するQ&Aや予防・検診・治療について特集されています。
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