9人に1人がかかる乳がん・最新Q&A『生活のなかでできる乳がんの予防法とは?』

  • 更新日
  • 有効期限 2024.11.28

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2024-08-30 発売号 (2024年10月号)

 

9人に1人がかかる身近な病気である乳がん。

乳がん治療はここ十数年で大きく進化しています。

罹患者数は増えていますが、早期乳がんの割合が半数を超え、治るがんになりました。

婦人画報で特集されている乳がんの最新情報を更新し、がん対策に役立てましょう。

 

今回は、予防・検診・治療についてYouTubeで配信している伏見淳先生のQ&Aをピックアップします。

 

乳がんの予防から検診、治療まで
知っておきたい最新事情Q&A

 

Q. 生活のなかでできる乳がんの予防があれば知りたいです

 

『ブレスト・アウェアネス』をご存知でしょうか。

ブレストは乳房、アウェアネスは意識。

乳房の状態に日ごろから関心をもち、乳房を意識することが予防の一環になります。

具体的に行ってほしいことはこちら。

 

(1)乳房の状態を知るために日ごろから見て、触って、感じること

(2)乳房の変化を知ること

(3)乳房の変化を感じたら検診を待たずに受診する

(4)症状がなくても40歳以上の女性は2年に1回はマンモグラフィ検診を受けること

 

触って見てチェックする際、3本の指で乳房全体を小さい円(「の」の字)を描くように触っていきます。

なるべく細かく、乳房全体をくまなく撫でます。

腕を大きく上下して、皮膚に引きつれがないかを確認。

乳房のすべての面が見えるよう角度を変えて行います。

 

Q. 検診のたびに「軽度の異常」と言われますが、本当に大丈夫?

 

結論として、過度の心配は不要です。

乳がん検診では、1から5のカテゴリー分類が用いられます。

『軽度の異常』は主にカテゴリー2に該当し、良性病変を示唆します。

カテゴリー2は、良性の石灰化、嚢胞、線維腺腫などを含み、がんの可能性は極めて低く、即時の治療は不要です。

 

ただし、この判定は現時点での評価であり、将来の乳がん発症リスクを完全に否定するものではありません。

そのため、定期的なセルフチェックと検診の継続が重要。

検診結果の表現は『良性病変』や『経過観察』など、医療機関によって異なる場合があります。

即座の対応は不要ですが、継続的な経過観察と健康管理の心がけが大切です。

 

Q. 『緩和ケア』って具体的にどんなことが行われますか?

 

がんになると体や治療の心配だけではなく、仕事や将来への不安などのつらさも伴うことが多いです。

緩和ケアというと終末期がんの方が利用する医療というイメージがあるかもしれません。

しかしいま、緩和ケアは、がんに伴う心と体、社会的なつらさを和らげ、
がんそのものによる症状やがん治療に伴う副作用・合併症・後遺症を軽くするために行われる
予防、治療、およびケアを指します。

がんと診断されたときから利用できる医療です。

全国のがん診療連携拠点病院には担当の医療者がおり、通院でも入院でも受診できます。

 


 

本誌では、他にも乳がんに関するQ&Aや予防・検診・治療について特集されています。

 

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