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「まだ大丈夫」は「もう危ない」。
骨がスカスカになる骨密度の低下が深刻になった骨粗しょう症は、人生から動ける自由を奪う怖い疾病。
未来の不自由を防ぐためにも、今の骨の状態を可視化し、骨を守り育てる習慣を一刻も早く取り入れましょう。
Harper’s BAZAARでは、骨の質を上げる『骨活』のススメについて特集しています。
アラフォーの骨を読み解く鍵
肌や筋肉のように衰えが目に見えず、日常的にセルフチェックもできない骨のコンディション。
骨密度がじょじょに下がってくアラフォーの骨に関する知識と情報をアップデートしましょう。
(1)成人する前に骨の運命は決まっている!?
体の個性は十人十色。
骨の強度や骨量にも個人差があります。
一般的には更年期を過ぎると骨密度が激減するけれど、中には意外なほど高い人も。
女性のための整形外科を開院し、老化全般に詳しい矢吹有里先生がレクチャー。
「持って生まれたDNAの影響は少なくありません。祖母や母や骨粗しょう症を患っていたり大腿骨を骨折したことがあったりする人は、遺伝的リスクがあると考えて、早めのケアを。さらに妊娠中の母体が痩せていると、胎児の骨の形成に悪影響を及ぼすことも。妊娠中は内臓に必要なカルシウムが骨から移動するのでカルシウムが不足しがち。胎児の骨が作られる4~5週頃から、カルシウムビタミンDを意識的に摂りたいものです」
一度減ったら増やすのはハードルが高い骨量。
骨量のピーク(ピークボーンマス)は20歳前後で、それ以降は増えることがありません。
「10代に運動習慣にあり、栄養状態がよい骨量の貯金ができます。ピークボーンマスが多い人ほど将来の骨粗しょう症リスクは低くなる、ということに」
最近は外に出ない、体も動かさない子どもが増え、将来どころかティーンの骨折も多いそう。
自分の子どもや親戚にも、骨の成長期を逃さないよう伝えたいですね。
(2)骨代謝のバランスは、30代後半からくずれていく
骨折しても時間がたてば元に戻るのは、骨の新陳代謝のおかげ。
骨が生まれ変わるメカニズムについて、矢吹先生に教えてもらいましょう。
「骨の代謝に関わるのが、骨を壊す“破骨細胞”と、骨を作る“骨芽細胞”。まず破骨細胞が古い骨のカルシウムやコラーゲンを溶かし出し(骨吸収)、次に骨芽細胞がコラーゲンを作り出し、カルシウムを定着(骨形成)させます。日々代謝を繰り返し、約3年で新しい骨に」
この代謝に必要な細胞のバランスがくずれることで骨の質が変わってきます。
「骨を壊す細胞が増え、作る細胞が追いつかなくなることで、骨量が減少。これは30代後半から始まり、エストロゲンの分泌が低下する45~55歳の間に、骨量は約20%も一気に減ります。男性より女性のほうが変化が顕著です」
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