
天然生活
《シンプルに家事を見直し》群ようこ「無理をせず、ほどほどで」
忙しい毎日を送り、家事も複雑に手一杯になっていませんか? 作家の群ようこさんによる家事についてのコラムを読むと 少し肩の力を抜いて、シンプルにする方法を見つけようと感じます。 『天然生活』から、エッセイの一部を抜粋して紹介します。
ひとり暮らしをはじめて四十年ほどになるが、当然ながら誰も家事をやってくれないので、ぶつぶついいながら自分でやるのを、ずっと続けている。ところが歳を重ねるうちに、自分のできることが少なくなってきた。重いものを持つのが辛い、一日の時間が経つのが早い、 さっき起きたと思ったら、あっという間に昼になり、すぐ夜になる… 最近はこの繰り返しだと言います。 拭き掃除で使っていたタオルを絞る際に親指に異変を感じ、 原稿を書くのに支障をきたすと困るので、ペーパータオルを使うように。 掃除機もずいぶん前に軽いタイプに買い換えたけれど それでもずるずると引きずって移動するのが面倒になって、スティックタイプのものに。 しかし充電するのを忘れてしまうので、ほうきとちりとりに切り替えたそうです。
もしかしたら埃は取り切れていないかもしれないが、私の性分として完璧は目指さないし、幸い、文句をいう同居人もいないので、「ま、いいか。この程度で」で済ませている。歳を重ねるにつれ、それでいいじゃないかと開き直るようになったと言います。 「自分ができる範囲のことをすればいい、 無理をするとどこかが破綻するのは、この年齢になってよくわかった」 「他人とは比べず、できそうなところは取り入れ、毎日の生活のなかで、自分が少しずつ心地よくなっていけばいいと思うのである」 この言葉にとても心が軽くなった気がします。 人生の先輩がそういうのだから、私も、自分の心地いいと思う中で 家事を進めていきたいです。 群ようこさんのエッセイはこちらから全文お読みいただけます。
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