《日本のSDGs》未来をつくるSDGsが日本各地が芽吹き始めた

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ニューズウィーク日本版

《日本のSDGs》未来をつくるSDGsが日本各地が芽吹き始めた

  ニューヨークの国連本部で2015年9月に起こったことは「奇跡だったと思う」と 2001年から環境分野を中心に活動してきた東京のNPO、シンク・ジ・アースの上田壮一理事は振り返ります。 開催されていたサミットでSDGs(持続可能な開発目標)が全加盟国193カ国の合意により採択されました。   1972年に『成長の限界』という衝撃的な報告書が発表され、 1992年には地球サミット、 1997年には京都議定書採択などがありました。   上田氏はこう話します。 「このまま経済成長を続けたら、社会的にも環境的にもまずいんじゃないかとずっと言われてきたが、それは専門家が行ってきたこと。2015年に、一つの文書としてあらゆる国が合意したことが非常に大きい」   あれから6年、もとより環境意識の高かったヨーロッパに後れを取っていた日本でも 今、SDGsへの関心が爆発的に高まっています。 上田氏によれば、2017年に経団連が企業の遵守するべき規定とする企業行動憲章を改定して SDGsを盛り込み、日本企業の動きが本格化し始めました。   同じ年、文部科学省が「持続可能な社会の創り手」という文言を学習指導要領の改定で前文に採用し、 小学校では20年度から、中学校では今年度から、SDGsを扱う教育が実施されています。   国際社会で積み重ねられてきた努力が2015年に実を結んだように 日本でも時間をかけ、SDGsがいよいよ芽吹いてきたと言えそうです。  
  スウェーデンの研究者ヨハン・ロックストロームらによる、 17の目標を経済・社会・環境の3層に分類したウエディングケーキ状の概念図があります。 上段が経済、中断が社会、最も大きい下段が環境(生物圏)を指しています。   日本のSDGs研究の第一人者である慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授著書『SDGs(持続可能な開発目標)』でこの図を引用し、こう記します。   ようやく経済、社会、環境の持続可能性が、同じ土俵で、 そして相互依存関係を十分勘案したうえで、議論されるようになった  
  今後の日本でも、SDGsへの動きがどんどん増えてきて、 知らない、協力しないほうが少数派になってきそうです。 本誌では【日本のSDGs】についてのスペシャルリポートが掲載されています。 ]]>