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ものを整えるのは、快適な生活の基本。
ただし、単にものを減らすだけでは得られない、心の豊かさもあります。
時に過剰だったり、遊びや余白、無駄と思えるものもあってこそ、
本当の自分らしい生活空間になることもあるでしょう。
今回BRUTUSでは、さまざまな人の自宅や仕事場を訪ねて、大切なものを並べた棚の実例を取材しています。
今回はその中から、谷川俊太郎さんの棚をピックアップします。
谷川俊太郎の棚

「棚とは何かって、そんなのわかんないよ。意味なんてないのに心が動くからいいんじゃない?」
詩人の谷川俊太郎さんの住まいは、日本初の女性建築家ではる浜口ミホさんが改修設計した木造家屋。
両親が暮らしていた東京・杉並区の家を当時のまま住み継いでいます。
仕事場にしている広間の造り付け棚には、人生を支えてきた音楽や、哲学者の父・谷川徹三さんが蒐集した古美術が並びます。

谷川さんは、幼稚園時代から外国車のカタログを眺めていた乗り物好き。
ミニカーは歴代の愛車モデル。
模型飛行機は『PEANUTS』に登場するチェッカー柄の英国機とレッド・バロンの機体です。

「石の鳥は父の蒐集品。紀元前のバードストーンっていうんだって」
白い人形は手がけた絵本『どーも』の主人公。
CD棚にはモーツァルト、ハイドン、マヘリア・ジャクソンが並びます。
美しいと感じる心の原点がいつもそこにあります。
本誌では20名を超える著名人たちの棚が取材されています。
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