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2022年9月8日に96歳でお亡くなりになったイギリスのエリザベス女王は
ロンドン郊外のウィンザー城にある、セント・ジョージ礼拝堂に埋葬されました。
『国民のおばあちゃん』と呼ばれて親しまれていた女王の死を、イギリス中が悼みました。
2022年7月20日に発売されたHarper’s BAZAARでは、当時も公務を続けていたエリザベス女王を特集し、
彼女がいかに英国民を鼓舞させる指導者なのかを掲載していました。
女王の知られざる姿を知る9名の方達によって語られています。
その中のいくつかを紹介します。
THE ORDERLY THINKER [秩序正しく考える人]

映画『クィーン』(2006)でエリザベス2世を演じたヘレン・ミレン
「女王について私が学んだことをひとつだけ映画に取り入れた。それは、当時のエリザベス女王とマーガレット王女が17歳になるまでシッターと教師役を務め、姉妹のことを熟知しているクローフィーが書いた本の中で見つけた話だ。
女王は馬が大好きだ。小さい頃は、おもちゃの小さな馬をたくさん持っていた。クローフィーは、ときどき夜中に起き、おもちゃの馬をていねいに一列に並べていたそうだ。
ときには何度も起きて馬の列が乱れていないか、足の位置がきれいに列に収まっているかを確認していたそうだ。
映画『クィーン』で、女王がトニー・ブレア首相と電話で話す際にペンを手にするシーンがある。そこで私はこう提案した。
『彼女がペンを等間隔に、しかも上下も揃えて、几帳面に並べるシーンを撮影してほしい』と。
観客には気づかれないほどの、本当に細かなディテールではあるが、ほんのささいなことで、その役を演じる立場として現場に入ったとき『ここが私の生きる場所。ここは私の場所』と感じることができるのだ」
THE CONSUMMATE HOSTESS [完璧なもてなしのプロ]

トム・パーカー=ボウルズ(フードライター、料理評論家)
「私は女王のパーソナル・シェフのマーク・フラナガンから、女王の好みついてすべて教わった。
女王が好きなものは、アスパラガスやラムなど旬のものと、敷地内で採れたもの。バルモラル城のライチョウや鹿、10月から2月が旬のサンドリンガムのウィンザー城の王室酪農場で飼っている牛の牛乳で、チーズも造っている。
晩餐会のメニューは、英国料理さえも伝統にのっとり、すべてフランス語で表記される。そういうものだからだ。だが、女王は完璧なフランス語を話す。
また大変な記憶力の持ち主で、すべてのゲストの好みと苦手なものを覚えているのだ。
そしてすべてのメニュー構成に必ず深く関わっている。フランスや日本の首相をもてなす際に、これは非常に重要なことである」
本誌では他に7名の方によるエリザベス女王が語られています。
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