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人口増加が止まらず、このままでは近い将来、食糧生産が追いつかなくなると心配されています。
当然、食糧の増産が求められるわけですが、その切り札と考えられてるのが『昆虫』です。
中でもコオロギは飼いやすい上、味もよく、次世代のタンパク源として有望視されています。
子供の科学では、食用コオロギの生産を手掛ける株式会社グリラスの池田未歩さん、谷山克也さんに
コオロギの可能性についてインタビューしています。
近い将来、地球の食糧は危機におちいる!
少子高齢化が進む日本では、今後、人口は減少に向かうといわれていますが、
世界に目を向けると、人口は増加の一途を辿っています。
昨年の11月には世界人口が80億人に達したのに留まらず、
2050年代後半には100億人に増加するとの予測があるほど。
これだけ人口が増えれば、当然、食糧増産に取り組むことが求められます。
しかし、地球温暖化の問題も指摘されている以上、森林を伐採して農地を増やすことはできません。
地球を暖める効果を持つ二酸化炭素を吸収して育った樹木を伐採しては、
再び大気中に二酸化炭素を戻すことになり、温暖化を進めてしまうからです。
タンパク質が足りなくなるけど
食品は無駄にしている!?
そのため近い将来、増え続ける人口に食糧増産が追いつかなくなると考えられています。
特に心配されるのが私たちの体をつくるのに欠かせないタンパク質で
『プロテイン・クライシス(タンパク質の危機)』に発展されるとさえいわれています。
私たちが体を動かす際のエネルギー源となる糖質であれば、コメやコムギなどの穀類を栽培することで生産できますが、
タンパク質を生産するにはウシやブタなどの家畜を育てなければなりません。
エサとして穀物を与えるために、タンパク質の生産は糖質に比べてより広い面積が必要となり、
増産することは難しいのです。
その一方で先進国を中心に、食べられるのに捨てられる『食品ロス』が起こっています。
日々の生活の中で食品を無駄にしていないように思えても、
日本だけで年間522万トン(令和2年度)もの食品ロスが生じていて、
1人当たりに換算すると年間約45kgの食品が捨てられていることになります。
さらに野菜の芯や皮、魚の骨などの食べることができずに捨てられている食品廃棄物は
年間2531万トン(平成30年度)に達するといいます。
廃棄された食品の多くは堆肥に加工して、農業生産に取り入れられているとはいえ、
食糧の不足が心配される中で、食品を無駄に捨てていいはずはなく、
私たちは従来の食生活を根本から変えていく必要があります。
コオロギに注目!
そこで提案されているのが昆虫食です。
その中でもコオロギが有望だと考えられており、
徳島県にある株式会社グリラスはコオロギの生産、販売を手がけています。
同社で広報を担当している池田未歩さんがこう説明してくれました。
「徳島大学では過去30年間にわたって、生物学の研究に用いるモデル生物としてコオロギを飼育してきました。創業者の渡辺崇人も徳島大学で17年間、コオロギを用いた研究に取り組んでいたのですが、食糧問題を解決するのにコオロギを役立てられると考え、私たちの会社を設立して、食用コオロギの生産、販売に取り組んでいます」
本誌ではコオロギの可能性についてさらに詳しく紹介されています!
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