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職業も働き方も多様化し、少しずつ、一人一人がワークライフとキャリアバランスを
組み立てられるようになってきた昨今。
バザー世代の働く女性たちのなかにも、キャリアの岐路にどう向き合うかに頭を悩ませている人も多いでしょう。
さまざまな方面で活躍する8人の仕事に対する姿勢から、生き生きと働くためのヒントを見つけてみましょう。
今回は『Tokyo Gendai』フェアディレクター、アートコンサルタントの高根枝里さんをピックアップ。
大きな組織とも関わりながら
スペシャリストとしての特性を最大限に発揮

7月7日~9日、パシフィコ横浜にて東京発の国際的なアートフェア『Tokyo Gendai』が開かれます。
アジアの各都市で大規模なアートフェアを開催してきた『The Art Assembly』の主催によるもので
1万m2の会場に、世界各地から約80ものギャラリーが一堂に会するビッグイベントになります。
世界的に注目を集めるこのアートフェアのフェアディレクターを任されているのが、高根枝里さん。
「参加ギャラリーの6割は海外のギャラリー。著名ギャラリーのセクションからNFTやARなどを用いた作品を紹介するセクションまで、全体を大きく4つのセクションに分けて展開します。選考委員会をクリアしたギャラリーのみが参加するので、現代アート初心者の方でも、安心して作品を見てもらえるのではないかと思います」
幼い頃から絵を描くのが好きで、祖父母の家の和室を自身のアトリエにしていたという高根さんは、
英語を身につけたいという思いから18歳でNYへ。
「大学では心理学を学んでいましたが、周囲の友人にアーティストが多くて。彼らと触れ合う中で、自分自身がアーティストを目指すよりも、彼らを支える側に回りたいと感じるようになりました」
20代前半で、世界的なアートディーラーのジェフリー・ダイチのギャラリー、
『ダイチ・プロジェクト』に足を運んだことも大きなきっかけとなりました。
「ギャラリーに関わるという形でも、アート表現ができるんだということを体感しました」
卒業後はNYの国際交流基金日本文化センターにて日米間の美術館とキュレーターをつなぎ、
帰国後はセゾンアートギャラリーでディレクターを務めたのち、
Google Arts & Cultureのプロジェクトマネジャーを務めるとともに、
個人的にもアーティストのマネジメントや、アートコンサルティングなどを行うように。
アートの魅力は人と人とがフラットな関係で自由に対話できることだ、と高根さんは言います。
「個人的な話も、俯瞰的な話も、政治や環境問題も、今私たちが生きている現代社会について肩書きも何も関係なく語り合えるのは、アートしかないんじゃないかと思えるほど」
同時に職業としての現在の働き方にも魅力を感じているといいます。
「アーティストはもちろんのこと、企業や自治体、ギャラリー、コレクターなど、ジャンルの異なるさまざまな人と人をつなぐという仕事。人と人が集い、新たなつながりが生まれて、ケミストリーが起きる。その現場に立ち会えるのは本当に面白いこと。
私はどうやらキューピッドみたいなことが好きで(笑)。細かいことは苦手ですが、そういう“インフラ”をゼロイチで作り出す仕事が好きなんです」
本誌では、ワークスタイルについてや他の専任スタッフへの声をかけた基準なども語っています。
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