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30年もの間、幅広い年齢層に愛され続ける『名探偵コナン』。
コミックスの根強い人気に加え、劇場版も年々興行収入を伸ばし、
連載開始30年とはいえ、その熱狂はとどまるところを知りません。
DIMEでは、コナンや新一の声優にインタビューをしたり、コナンの魅力、最近のイベントなども特集!
作品を愛する30人の熱狂的なファンたちの証言を通じて、多くの人々を魅了し続ける理由を紐解いています。
今回は、江戸川コナン役の声優・高山みなみさん、工藤新一役の声優・山口勝平さんのインタビューをピックアップします。
作中はあくまでも1年未満
現実世界の28年の重みを感じさせてはいけない

現在放送中のTVアニメ『名探偵コナン』は収録を毎週行っているのですか?
高山みなみ「そうですね。ほぼ毎週、1話分の収録があります」
収録される当日に、コナンの役を演じるうえで行っているルーティンなどはありますか?
高山「ないですよ(笑)。私の半分はコナンですから。何せ28年もの間、『コナンくん』と呼ばれていますからね。何かを切り替えることはなく、いつもコナンがいます。
コナンは、子どものフリをして話す時と、素の高校生として話す時がありますが、それも意識することなく自然に『出てくる』んです」
では逆に、高山さんの私生活でコナンになってしまうことはあるのでしょうか?
高山「それはしょっちゅうですね(笑)。例えば、『名探偵コナン』とは関係ない話をしていても、事件に関することはつい推理モードに入り、コナン脳で考えてしまう…なんてことは日常茶飯事です」
コナンがほかのキャラクターと絡むシーンで、何か意識されることはありますか?
高山「あの世界では時間があまり進んでいない……ということです。現実の世界では28年間演じてきていますが、作中では半年~1年くらいしか経過していないんです。だから28年という時の流れを感じさせないよう気をつけています」
たとえば歩美ちゃんとも、出会ってまだ半年くらいしかたっていないことになります。
高山「そうなんです。ただ、その半年という時間でも、密に過ごした少年探偵団チームと、一緒に暮らしている蘭や小五郎のおっちゃんとの距離感は、また違ってきます。近くなりすぎても遠くなりすぎてもいけない。自分の中で、その感覚がブレないようにしています」
キザな役は苦手なのに
新一とキッド……大変でした(笑)

アニメ『名探偵コナン』がスタートして28年。その間に公開された劇場版は計26本。
その興行収入は昨年138.8億円を記録しました。当初からこんなに続くと思っていましたか?
山口勝平「始まった時はここまでの長寿番組になると思ってなかったですね。
劇場版のほうも途中から興行収入がバンと上がったんです。20作目の『純黒の悪夢(ナイトメア)』あたりですかね。ちょっと話が大人っぽくなって、これ以降も赤井さんや安室さんといった人気キャラクターが登場してさらに伸びていく。20作を超えてなお成長し続けるというのは、作品の底力なんだと思います。
今の映画は入場者特典などを定期的に入れ替えてリピーターを増やすというのが多いんですけど、僕の記憶にある限り『名探偵コナン』って一切やってないんですよ。ファンの皆さんが作品を観たくて映画館に来てくださっている。その後押しが底力になっていると感じます。
もちろん青山先生のお描きになるキャラクターの魅力は言わずもがなです。ミステリーっていうリアルを要求される世界に、先生がマンガならではの非リアルをうまく融合されていらっしゃる。体を小さくされてしまうとか、阿笠博士の作るキック力増強シューズとか。それが作品の魅力だと感じています」

本誌では、他にも名探偵コナンの魅力がいっぱい詰まった特集が掲載されています。
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