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お気に入りの道具が目に入る場所に並んでいること、使いたいツールがパッと取り出せること、
清潔なこと、料理をするときの動線がスムーズなこと、ゆっくり一人の時間を楽しめること……。
人によって求めることはそれぞれだからこそ、キッチンにはその人の哲学とセンスが滲みます。
Hanakoでは、21組のキッチンラヴァーたちが立っていて楽しい・料理をしたくなるキッチンを紹介。
今回はインテリアスタイリストの大谷優依さんのキッチンを紹介します。
【賃貸編】賃貸のキッチンを、心地よく整える

決め手は中庭からの光が降り注ぐキッチンでした。
子どもが生まれ、引っ越しを考えていたがなかなか好みの物件と巡り会えずにいたという
インテリアスタイリストの大谷優依さん。
物件を探しはじめて3年。
ようやく出合えたのが今の家でした。
「白を基調としたモダンな雰囲気と、なにより大きな窓のあるキッチンに惹かれました。一日でいちばん長くいる場所だから、できるだけ気持ちよく過ごせる空間にしたかった。朝、お湯を沸かしながらぼんやりと窓の外の木々を眺めている時間が、いちばんの癒やしです」
戸建ての2階部分にある大谷宅。
少し変わったつくりで、キッチンは家のちょうど真ん中にあるため、
リビングとつながるほか、洗面所や仕事部屋に抜けられる。
「家事動線がスムーズだし、キッチンにいながら、リビングにいる子どものことを確認できるのがいいところです」
キッチン収納については「実は苦手」と正直な告白も。
「仕事柄、物が多くなりがちなので、あまり配置ルールを決めすぎると苦しくなる。なのでざっくりと『ここはツール類』とか『ここはよく使う食器』などゾーニングをしておき、当てはまるものを仕分けるだけにしています。それでも飽和状態と感じたら、使わないものは手放すなどの整理をします」

キッチンだけでなく、ダイニングテーブルやリビングに花を生けたり、
気に入った器やオブジェをディスプレイしたり。
生活を豊かにする気配りが随所にあり、真似したくなります。
「好きなものを好きなように置けばいい、と言えればいいのですが、この家に住んでからその考えが変わったんです。
例えば私は民藝の器が好きなのですが、重たい色味や藍色系のものは、
ベージュや白がベースのこの家には似合わない。なので、うちに似合うコーディネートが見つかるまで大事にしまってあります。それぞれの家が持つ個性を無視しない方がいいのかな、と思うようになったんです」
ダイニングに置かれたホワイトアッシュの丸テーブルは別注したもの。
ほかにもソファやキャビネットも“この家に似合うから”と新たに選んだものです。
「奮発して買ったものもあります(笑)。でもこの家になじむものを選びたいとがんばった。結果的に、自分の心地いい暮らしを叶えてくれていると思います。家の個性とは、壁や床の素材や色だけでなく窓のサッシや巾木、ドアの色味…細かな部分も含めたもの。トータルでどんな雰囲気があるのか知り、その個性との調和を突き詰めるのが理想の部屋に近づく近道なんじゃないかな、と思います」
本誌では、全部で21組のキッチンラバーの素敵なキッチンが掲載されています!
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