《10年、20年を一緒に過ごせるインテリア》インテリアスタイリストが選ぶ名品たち

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そろそろ一生ものの家具や照明が欲しい。

これからの10年、20年を一緒に過ごせるインテリアの相棒が。

 

そう考えている方にHanakoではプロが教える名品の魅力やスタイリング術、
逸品探しの旅に東京ショップ案内などを特集しています。

今回は、インテリアスタイリスト・石井佳苗さんが選んだ家具とそのストーリーを紹介します。

 

物語のあるインテリア

 

あの家具や照明はなぜ人気?

SNSで話題のアイテムをピックアップし、その魅力を検証。

美しさや使いやすさの背景にある物語を読み解きつつ、取り入れたくなるスタイリング術も紹介。

 

座面の低い一人掛けソファがリラックス空間を作る

 

 

ロゼトーゴ(1P)/ligne roset

 

「一人暮らしや二人暮らしなら、ゆったりタイプのパーソナルソファを中心にした“低めの生活”もいいと思うんです。天井が高く感じられるので、コンパクトな部屋でものびやかに過ごせます」

 

そう話すのは人気インテリアスタイリストの石井佳苗さん。

低め生活の主役となるのは、フランスの家具ブランド〈リーン・ロゼ〉のソファ『ロゼトーゴ』一人掛けです。

1973年の発売から50年以上も愛され続けている理由は、なんといっても座り心地。

 

「形だけでなく、中身の作りにこそ快適性の鍵がある」と考えたデザイナーのミッシェル・デュカロワは、
当時まだ目新しかったウレタンフォームを4種類組み合わせた斬新な構造を考案。

さらにキルティングタイプのカバーで包むことで、体をおおらかに受け止める極楽ソファを生み出しました。

 

このリラックス感を生かすためには、ジュートのラグや木の家具、テラコッタの小物などの自然素材を合わせ、見た目も肌触りも優しいクッションやスローをプラスするのがおすすめです。たまには床に座ってソファにもたれるのもいいですよね」

 

一人でラクに動かせるほど軽い点も魅力的。

家で最も心地いい場所にソファを置いたら、
周りに好きなものを集め、自分の巣みたいな快適空間を作りたいですね。

 

ロゼトーゴ・1シーター

価格:181,500円(※2024年10月時点)

 

好きな時に好きな場所で使えるポータブルミニランプ

 

 

パンテラ/Louis Poulsen

 

今の部屋に照明を1つ加えるなら、ポータブルランプがいい。

できれば手軽に運べる小ぶりなものを。

 

「ダイニングテーブルやコーヒーテーブルで何かを書く時や趣味に没頭したい時、サッと持ってきて手元を照らせる照明があると、とても便利。ベランダや庭でくつろぐ時も、小さな明かりがあると落ち着きます」

 

そう話す石井さんが太鼓判をおす名作は、デンマークの照明ブランド〈ルイスポールセン〉の『パンテラ ポータブル』。

愛らしいフォルム、どこへでも持ち運べるミニサイズ、コードレス……という特徴で注目を集め、
2020年の発売と同時に完売が続いたヒットアイテムです。

デザイナーは1960~70年代のアメリカで、ユニークな色と形と素材に挑んだヴァーナー・パントン。

彼が1971年に発表したテーブルランプの名作が、充電式モデルとしてリデザインされたのです。

 

キノコのようなフォルムには、機能的な効果もあります。

『半球型シェードの内側』と『トランペット形の脚』の両方が反射板の役割を担い、
穏やかな光が周囲に広がる仕組みなのだとか。

 

「コードレスだと棚に置けるのもいいですね。昼は置物のように眺められるし、夜は棚の中のオブジェを照らしてくれる。昼夜で異なる景色を楽しめます」

 


 

本誌では他にもインテリアスタイリストが選んだ名品たちが紹介されています。

 

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