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ガーデニング情報満載で初心者からベテランまで楽しめる「園芸ガイド」。
今号では、アジサイを特集。
育種家 一江豊一さんが生み育てる『アジサイ』についてご紹介します。
育種家の一江さんが育てるアジサイ
“ダンスパーティー”というアジサイの品種はご存じですか?
アジサイ園や園芸店でよく目にすることができるほど広く知れ渡っている定番のアジサイ。
この“ダンスパーティー”の生みの親が、育種一筋48年の育種家一江豊一さんです。
一江さんが育種した多くのアジサイが、全国のアジサイ園やガーデンで植栽されています。
一江さんは、静岡県掛川市の加茂荘花鳥園で48年、育種を続けてきました。
アジサイ通にとって“加茂さんのアジサイ”はあまりにも有名ですが、その作り手である育種家の一江さんの名前は意外と知られていません。
現在、一江さんは種苗会社のミヨシでアジサイの交配に精を出されています。
「最初はアジサイではなく、ハナショウブの育種からはじめました。お客さまにもっと長く花の見せ場を提供しようということで、ハナショウブに加えて、アジサイにも力を入れるようになりました。アジサイは長く花を楽しめますので。アジサイの育種に携わるようになったのはそのころで、それからはずっとアジサイ専門です」
アジサイの育種について
アジサイの育種は交配をしてタネをとり、その種をまいてから花が咲くまでにおよそ2年かかります。
育種の要素は、花の色や形はもちろん、樹高や株の広がり方、そして性質の強さなど多岐にわたり、非常に複雑です。
2年目で花が確認できないものは、淘汰していくことにしたそうです。
「育種の仕事は99.9%が捨てる仕事です。“かもしれない”を残しておくと増えるばかりなので。いい花ができて“拾う”作業は、ほんのごく一部にすぎないのです」
昨年まで一江さんが勤務していた加茂荘花鳥園のアジサイ園には、自然のままの姿でアジサイが植えられています。
(2025年は6月22日まで開園。見ごろは6月初旬から下旬)。
実際に地植えにしてみて、そのパフォーマンス性を確認することで、今後の育種のヒントも得ているそうです。
梅雨の季節によく見るアジサイですが、綺麗な花を咲かせるために、色々な葛藤もあるのですね。
アジサイの育て方や品種選びについての記事もあるので、ぜひ本誌を参考にしてくださいね。
本誌では、他にも初夏から夏のコンテナガーデニングを特集。ペチュニアなど暑さに負けない寄せ植えを紹介されています。
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