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変化が激しく、AIが普及する今の時代、子どもに必要な「基礎学力」の捉え方が変わっています。
筑波大附属小・お茶の水女子大附属小・東京学芸大附属小金井小の名物先生6人が大集結。
令和を生きる子どもたちが一生使える「基礎学力」を伸ばし、勉強好きな子が育つ家庭学習法をお伝えします。
今の子どもに必要な基礎学力とは?
AI(人工知能)が身近となり、知りたい情報や答えがすぐに手に入る現代において、子どもたちに求められる「基礎学力」——語彙力、読解力、算数力の捉え方は大きく変わりつつあります。
単なる言葉の丸暗記や、計算を速く正確にこなすだけの力は、もはや本当の学力とは言えません。
国立名門小学校(筑波大学附属小、お茶の水女子大学附属小、東京学芸大学附属小金井小)で子どもたちと向き合う6人の名物先生たちが口を揃えるのは、表面的なノウハウではなく、思考の根っこを育てる重要性です。
「語彙力」とは単語を知ることにとどまらず、身近な体験や感情と結びついた“生きた言葉”を蓄えること。「読解力」は、言葉と言葉の関係性を捉え、他者との対話を通じて様々な世界や考えをくみ取る力です。
そして「算数力」は、手や体を使った具体的な体験を土台に、間違いを恐れず「どう解くか」を自ら工夫し、考えるプロセスそのものを楽しむ力と言えます。
家族同士の会話は「文章で話す」習慣をつけて

国語力をアップさせる大切な要素の一つに「語彙力」があります。
「語彙」の量だけ、何が書かれているかスムーズに理解できるようになれますし、相手にも、わかりやすく簡潔に伝えたいことを伝えられるようになります。
しかし、単に「言葉」を知っているだけでは、書き手や話し手が何を伝えようとしているのかを理解することはできません。同時に大切になるのが、「言葉と言葉の関係性を捉える力」です。
例えば、国語の教科書に載っているレオ=レオーニの「スイミー」では、「水中ブルドーザーみたいないせえび」という表現が出てきます。
このとき、「水中」「ブルドーザー」「いせえび」というそれぞれの言葉の意味がわかったとしても、それだけでは作者が表そうとしたことをつかめないでしょう。
決して速くはないけれど、デコボコの地面をもともせずに突き進んでいくブルドーザー。
そのブルドーザーのように、ゴゴゴゴという音が聞こえてきそうなくらい力強く海底を歩き回っている「いせえび」の様子を思い浮かべることができて、はじめて作者の表現を理解できたと言えるのです。
文章を正しく理解するための3つのポイント
● ある言葉が、別の言葉や表現とどう結びついているか。
● 文脈の中で、その言葉がどのような意味をもっているのか。
● 言葉の背景に、書き手・話し手のどのような意図があるか。
といったことを捉える必要があります。これらを一言で表すと「言葉と言葉の関係性を捉える力」になります。
家族同士の会話が「しょうゆ」「うまい」「肘!」などとなっていませんか。
できれば家庭でも、
「あなたから見て右手前にあるしょうゆさしを取ってちょうだい」
「このカボチャの天ぷらは、香ばしくっておいいしいなあ」
「肘をついて食べるのはマナー違反だよ」
などのように単語ではなく「文章の形」で話すように心がけてみてください。
本誌では実践的なアドバイスの続きをご覧いただけます!
本誌では、この続きとして名門小学校の名物先生方による実践的なアドバイスをたっぷりお届けしています。
【お茶の水女子大附属小】岡田博元 先生/久下谷明 先生
- 国語: 単に言葉を覚えるだけでなく、子ども自身の「体験や感情」と言葉を結びつけるための具体的なアプローチを紹介しています。
- 算数: 「とことん数え抜く」という一見泥臭い経験こそが、将来の学びを支える揺るぎない土台になる理由を解き明かします。
【学芸大附属小金井小】大村幸子 先生/尾形祐樹 先生
- 国語: 親子の会話から国語力がどんどん伸びる「対話力トレーニング」の秘訣をお伝えします。
- 算数: 解き方を教え込むのではなく、子ども自身が「発見の喜び」を感じ、自ら工夫したくなる意欲の引き出し方を伝授します。
令和の時代を生き抜く「本当の基礎学力」を家庭で育てるヒントが満載です。ぜひ本誌で続きをお楽しみください!
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