なぜ普通の小学生がインター校へ?全国で人気急増中の「国際教育」リアル最前線

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世界の多様性と変動が、1人ひとりの生活に直結するこの時代です。
幅広い視野と可能性を持って生きていくための選択肢の1つが「国際教育」です。
近年間口の広がる国際教育の全体像と最新事情について、有識者にお聞きしました。

インターナショナルスクールの存在は、今やほとんどの日本人がご存じかと思います。

しかし、「英語が公用語」ということ以外は、どんな教育をしているのかよく知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今号のKids Well-beingでは、行われている「国際教育」の目的と意義を、国際教育評論家の村田学さんにお聞きしました。

 

 

多文化社会を生き抜くために——「国際教育」の真の目的とは?

 

「一言で言うと、国際社会で主体的に活動していくための教育です」と村田さんはおっしゃいます。

 

「国際的な政治やビジネスではもちろん、今は日本でも、外国人の方と関わる場面はどんどん増えています。自分の意見を持ちながらも、多様な文化や意見の違いを理解し合って、共生や協力をしていける、そんな力を育てるのが国際教育です」。

 

教育内容も、単に「英語に強くなる」というだけではありません。

 

「国際教育では探究的・実践的な学びが多く、学力だけでなく問題解決力や人間力を育てることが重視されています。また、多文化出身のクラスメートと共に学ぶことで、さまざまな文化・宗教的背景を理解してコミュニケーションができる力が育ちます」。

 

海外も国内も多様性と変化にあふれている今こそ、国際教育という選択肢を知っておきましょう。

 

 

“純ジャパ”も大歓迎!?
激変するインターナショナルスクールの実態

 

もともとは駐在員向けだったインターナショナルスクールですが、現在は日本人も通えるようになっています。村田さんにその背景をお聞きしました。

 

「駐在員は数年で入れ替わりますし、景気が悪化すると撤退してしまうので、学校経営の面からは日本人の生徒もある程度入れたいのです。そのために帰国子女はもちろん、いわゆる“純ジャパ”も多くのスクールが受け入れています」とのことです。

 

そんな中、より「日本人向け」のスクールも出てきています。

「駐在員向けのスクールですと、日本語や日本史などをまったく教わらないこともあります。それに対して、日本の私立学校による『国際コース』や、国際教育をしつつ日本のことも学ぶ『日本式インターナショナルスクール』が増えています」。

 

また、歴史的にスクールの多い東京・横浜や神戸などの大都市以外にも、外資が関わる半導体工場のある九州や北海道にスクールが増えたり、全寮制のスクールが地方にできたりといった動きもあります。

「スクールの経営主体や教育内容、立地が多様化しており、ただ『英語を学べる』というだけでなく、『英語で“何”を学べるか』で選ぶ時代になっています」とお話ししてくださいました。

 

押さえておきたい!現在&これからの国際教育トレンド3選

 

①「英語を学ぶ」ではなく「英語で学ぶ」
日本人がインターナショナルスクールに通う目的は、昔は「英語を学ぶ」ことでしたが、今は「英語で何を学ぶか」が中心となっています。教育内容やカリキュラムで選ぶ時代になりました。

 

②「日本式インターナショナルスクール」の増加
英語で国際教育を行いつつも、日本語や日本史、日本の文化・風習も学べる「日本式インターナショナルスクール」や私立学校が増加しています。国際教育と日本の教育の両立が可能になりました。

 

③ 地方のスクールの増加
これまで、スクールがあるのは大都市が中心でしたが、外資系企業の地方進出によって地方のスクールが増加したり、全寮制のスクールが地方に設立されたりする動きも見られます。

 


 

本誌ではさらに、「科学的根拠のある運動能力の伸ばし方」を紹介しています。

 

 

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