《女子プロゴルフ》岩井明愛・千怜の双子姉妹を関係者が語る「あきちゃんは天性の子、ちーちゃんは努力の子」

  • 更新日

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

 

女子プロゴルフ界に現れた“双子のヒロイン”こと岩井明愛(あきえ)さんと岩井千怜(ちさと)さん、
かつての勢いが鳴りを潜める“スマイル・シンデレラ”こと渋野日向子さんが
7月6日から始まる全米女子オープンに挑みます。

 

週刊ポストでは、彼女たちの関係者が、その足跡と現在を語っています。

今回は岩井ツインズについて、永井哲二コーチと森口祐子プロが語るインタビューについてピックアップします。

 

ツアー初を次々と達成していく岩井ツインズ

 

 

毎週のように優勝争いに絡んでくる明愛さんと千怜さんの岩井ツインズ。

今や女子プロゴルフツアーの顔です。

 

21年6月に揃ってプロテストに合格。

先に頭角を現わした妹の千怜さんは、昨年8月の『NEC軽井沢72』で初優勝を飾ると、
翌週の『CATレディス』でルーキーとして初の2週連続優勝を果たしました。

 

姉の明愛さんが追いついたのは妹の初優勝から245日目。

今年4月の『KKT杯バンテリンレディス』で初優勝を飾り、男女を通じて史上初の双子優勝となりました。

その後も姉妹によるプレーオフ、最終日最終組でのプレーなど、姉妹でのツアー初を次々と達成しています。

 

あきちゃんは天性の子、ちーちゃんは努力の子

 

2人が始めてゴルフクラブを握ったのは小学2年性、7歳の夏です。

父の雄士さんが連れて行った地元・埼玉県毛呂山町のリンクスゴルフクラブでした。

同クラブのインストラクターで、岩井ツインズを小学3年生から指導している永井哲二コーチが明かします。

 

「あきちゃん(明愛)は運動能力が抜群で、努力しなくてもできてしまう。試合での片手打ちが典型です。ちーちゃん(千怜)は粘り強く同じことを繰り返し練習できる子。反復練習が得意で、努力してできるタイプ。練習を重ねることでメンタルがどんどん強くなっていった」

 

実際、姉が試合で直ドラをやると、妹も「その手があったか」とやってみせます。

『ニチレイレディス』(6月16~18日)では、姉が片手でアプローチしてチップインするミラクルショットも披露しました。

ツアー41勝で永久シードの森口祐子プロもこう語ります。

 

「姉妹はプロとしてのエンターテインメント性を持ち合わせているが、直ドラや片手打ちは準備していないとできないこと。明愛さんはスタート前の練習では左手で打ち始め、右手で打ち、その次は逆ハンドの手順でボールを打っていく。そのすべてがバランスよくスイングできている。ゴルフでの体の動きは一方通行ですが、スイングを見ると成長過程にバランスよく筋肉を育ててきたことが窺える」

 

その筋肉は、幼少期から培ったものでした。

姉妹は地元の陸上競技クラブに所属し、姉は女子サッカーチームにも入り右サイドバックとして活躍しました。

 

永井コーチ「中学に進学すると球を毎日1時間程度打ちますが、その前にランニング、筋トレ、バットでのボール打ちなどを1時間以上やっていました。

普段の姉妹は仲がいいんですが、ともに負けず嫌い。常に一番でいたい正確で、負けたら悔しいと思うよきライバル関係でもあった。それだけでなく目標を決めるとお互いに“頑張れ”と励まし合っていた。揃っての活躍は、才能ある2人が切磋琢磨してきた結果です」

 

一方が頑張れば自分も頑張ろうとする双子プロが今後も旋風を巻き起こします。

 


 

本誌では“スマイル・シンデレラ”こと渋野日向子さんについても掲載されています。

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。