紙学習 vs デジタル学習、どっちがおすすめ?最適なハイブリッド勉強法を解説!
近年、学習のデジタル化が進み、「紙とデジタル、どちらが良いのか?」という議論がよく聞かれます。
長年、紙の教科書やノートに親しんできた方にとっては「やっぱり紙がしっくりくる」、一方で「デジタルは便利だけど、なんだか集中できない…」と感じることもあるのではないでしょうか。
この記事では、どちらか一方を選ぶのではなく、紙とデジタルの"いいとこ取り"をするハイブリッド学習法をご紹介します。
最初に結論
結論から言うと、それぞれのメリットを最大限に活かすことで、学習効率は格段にアップします。
それぞれのメリット・デメリットを紹介しながら、あなたに合った最適なバランスを見つけていきましょう。
紙学習に関するメリット
紙学習のほうが記憶に定着しやすい、集中力が持続するなど、デジタル社会が進む中でその価値が再評価されています。多くの研究でその効果が示唆されており、主なメリットは以下の3つです。
- 記憶に定着しやすい
- 集中しやすい
- 目が疲れづらい
1. 記憶に定着しやすい
紙で読む際、「本の手触り」「ページをめくる動作」といった身体的な感覚が、記憶の定着に結びつきやすいという研究結果があります。「寒い日に、駅前のカフェで、手が乾燥していてなかなかページがめくれなかった本の内容」のように、五感を使った身体的な経験が、記憶を呼び覚ますフックになります。
これは、学習内容を思い出すためのヒントが多いことを意味し、紙学習が記憶に良いとされる大きな理由です。
また、ノートと教科書、さらに資料集を机に広げるなど、多くの情報を一度に俯瞰したい時なども、位置関係が記憶のフックになりシーンとして記憶するのに役立ちます。
2. 集中しやすい
スマートフォンやタブレットでは、1タップや1スワイプで別のアプリを開けたり、SNSの通知が届いたりと、誘惑への距離が紙よりも近いのが難点です。
一方、紙の教材は目の前のページに意識を集中させやすく、余計な情報が入り込みにくいため、深く思考する環境を作りやすいと言えます。集中力は鍛えなければ衰えやすいもの。集中を妨げる要因が少ない紙学習は、集中力を鍛えるトレーニングにもなります。
3. 目が疲れづらい
デジタル製品の多くが発するブルーライトは、目の奥まで届きやすく、網膜に刺激を与えると言われています。
その点、紙は自ら発光するわけではないため、比較的目への負担が少ないのが特長です。
もちろん、暗い場所で読んだり、長時間同じ姿勢でいたりすることは身体に良くないので、適度な休憩を心がけましょう。
デジタル学習に関するメリット
一方で、最新技術であるデジタル学習のメリットを無視するのは非常にもったいないことです。デジタルには、紙にはない優れた点がたくさんあります。
- 大量の情報を持ち歩き、目当ての情報をすぐに見つけられる
- 復習の習慣づけができる
- 動画ならではの学習ができる
1. 大量の情報を持ち歩き、目当ての情報をすぐに見つけられる
5科目分のノート、教科書、参考書を持ち歩くのは大変ですよね。デジタルなら、スマホやタブレット一つにすべてを収められるので、勉強や読書のハードルがぐっと下がります。
また、知りたい情報があれば、検索機能で一瞬にしてアクセスできます。関連情報を調べるのも簡単。この瞬発力や検索性の高さが、デジタルの最大の強みです。
2. 復習の習慣づけができる
暗記アプリや勉強アプリの通知機能を設定しておけば、毎日決まった時間にリマインドしてくれ、勉強の習慣化をサポートしてくれます。通知が来たら場所を選ばずすぐに始められる手軽さも、学習を継続する上で大きな助けとなります。
3. 動画ならではの学習ができる
文字を読むなら紙に軍配が上がるかもしれませんが、動画学習はデジタルの独壇場です。動画学習は、聴覚と視覚の両方から情報をインプットでき、何度も見返せるのがメリットです。
さらに、科学実験の様子など、平面の紙では伝えきれない立体的な情報や時系列の変化も、動画なら直感的に理解できます。これは紙にはない大きなメリットです。
【実践編】あなたに合った紙とデジタルの最適なバランスは?
それぞれのメリットを踏まえ、あなたに合った学習法を考えてみましょう。経験からくる向き不向きもあるので、以下の例を参考に自分だけのバランスを見つけることが大切です。
例1:紙5割、デジタル5割
(インプットとアウトプットのサイクルを重視)
まず、タイマーをセットして勉強時間を区切ることを意識します。例えば「25分集中して5分休憩」のように時間を決め、まずは紙の教材で学習します。そこで、自分が解ける問題と解けない問題を把握しましょう。
時間が来たらデジタル端末に切り替え、わからなかった点を検索します。解説動画を見たり、他の人が躓きやすいポイントを調べたりして、理解を深めましょう。
復習が終われば、再び紙の教材へ。デジタルで学んだことを活かして、もう一度問題を解けるか確認します。
例2:紙8割、デジタル2割
(じっくり知識を定着させたい人向け)
基本的に紙の教材と向き合い、集中力を養います。ここで培った集中力は、試験本番でも必ず役に立ちます。
学習中に出てきた疑問点や不明点をノートの片隅にまとめておき、あとからデジタルで一気に調べます。調べた内容は、自分の言葉でノートに書き写し、記憶の定着を図りましょう。デジタルの瞬発力を補助的に使いつつ、自分のペースで着実に知識を身につけるスタイルです。
例3:紙2割、デジタル8割
(スキマ時間を活用して効率よく学びたい人向け)
場所を選ばずに、どんどんデジタルコンテンツで多くの知識に触れていきましょう。なるべく講座形式など、順序立てて知識をインプットできるものをおすすめします。
一通り知識を吸収したら、最後の総仕上げとして紙の問題集や過去問を解きましょう。デジタルでインプットした知識が、実際にどれだけ身についているかを確認する「腕試し」として紙を使うことが大切です。
最後に
紙とデジタル、私たちには多くの選択肢があります。これは非常に恵まれたことですが、どちらか一方に偏ってしまうと、それぞれの良さを活かしきれず、非効率になってしまうかもしれません。
それぞれのメリットを正しく理解し、学習の目的や場面に応じて使い分けることで、あなたに合った最強の学習スタイルが見つかるはずです。