目次
●カラー
・「師弟」Vol.5 淡路仁茂九段×久保利明九段 第31回将棋ペンクラブ大賞受賞
―本当の恩返しとは― 構成・写真/野澤亘伸
・第60期王位戦七番勝負[第3局] 豊島将之王位vs 木村一基九段
「木村は燃えているか」 記/大川慎太郎
・第32期竜王戦挑戦者決定三番勝負[第1局] 豊島将之名人vs 木村一基九段
「豊島先勝 ―最先端の相掛かり戦を制す―」 文/相崎修司
・将棋世界蔵出し あの場面この場面[第2回 1992年]
●プロ棋戦
第1期ヒューリック杯清麗戦五番勝負第1局 里見香奈女流五冠vs 甲斐智美女流五段
●戦術特集
なんでも居飛車穴熊! ―やっぱり居飛穴は頼れる相棒だ!―
Chapter1 基本講座「対藤井システム なんでも穴熊」講師/北島忠雄七段
Chapter2 好局鑑賞「選局&解説/北島忠雄七段」臨機応変 居飛穴の組み方を学ぼう」
●連載講座
・強者の視点 ―棋士たちの藤井将棋論 構成/美馬和夫
第15回「未知との遭遇」森内俊之九段
・イメージと読みの将棋観・Ⅱ 構成/鈴木宏彦
・定跡最前線パトロール 第8回「角換わり腰掛け銀」駒組み編
―▲2五歩型と▲2六歩型の違い― 講師/石田直裕五段
●連載読み物
・清廉 ―八木下征男と八王子将棋クラブの四十一年―
第8回「流星の群像」 文/北野新太
・「我が棋士人生」十六世名人 中原誠
第14回 タイトルを懸けての巻「若さが出た敗戦」
・戦国順位戦 ―歴史は棋士たちに何を望むのか!― 泉正樹八段
・戦火に消えた幻の天才棋士・関口慎吾六段 渡辺大助
・江戸将棋・次の一手 名人たちの譜跡
第15回 十世名人 六代伊藤宗看 文/田丸昇九段
・将棋めし いま、むかし 第11回「名将戦の功績」小笠原輝
●付録
終盤トレーニング「必至か、否か」―上から押さえる・挟撃の寄せ編― 著・金子タカシ
検索キーワード(マイナビ BOOKS/Amazon他) ヒューリック杯 清麗戦 王位戦 木村一基 藤井 聡太 豊島 将之 八王子将棋クラブ 北野新
・「師弟」Vol.5 淡路仁茂九段×久保利明九段 第31回将棋ペンクラブ大賞受賞
―本当の恩返しとは― 構成・写真/野澤亘伸
・第60期王位戦七番勝負[第3局] 豊島将之王位vs 木村一基九段
「木村は燃えているか」 記/大川慎太郎
・第32期竜王戦挑戦者決定三番勝負[第1局] 豊島将之名人vs 木村一基九段
「豊島先勝 ―最先端の相掛かり戦を制す―」 文/相崎修司
・将棋世界蔵出し あの場面この場面[第2回 1992年]
●プロ棋戦
第1期ヒューリック杯清麗戦五番勝負第1局 里見香奈女流五冠vs 甲斐智美女流五段
●戦術特集
なんでも居飛車穴熊! ―やっぱり居飛穴は頼れる相棒だ!―
Chapter1 基本講座「対藤井システム なんでも穴熊」講師/北島忠雄七段
Chapter2 好局鑑賞「選局&解説/北島忠雄七段」臨機応変 居飛穴の組み方を学ぼう」
●連載講座
・強者の視点 ―棋士たちの藤井将棋論 構成/美馬和夫
第15回「未知との遭遇」森内俊之九段
・イメージと読みの将棋観・Ⅱ 構成/鈴木宏彦
・定跡最前線パトロール 第8回「角換わり腰掛け銀」駒組み編
―▲2五歩型と▲2六歩型の違い― 講師/石田直裕五段
●連載読み物
・清廉 ―八木下征男と八王子将棋クラブの四十一年―
第8回「流星の群像」 文/北野新太
・「我が棋士人生」十六世名人 中原誠
第14回 タイトルを懸けての巻「若さが出た敗戦」
・戦国順位戦 ―歴史は棋士たちに何を望むのか!― 泉正樹八段
・戦火に消えた幻の天才棋士・関口慎吾六段 渡辺大助
・江戸将棋・次の一手 名人たちの譜跡
第15回 十世名人 六代伊藤宗看 文/田丸昇九段
・将棋めし いま、むかし 第11回「名将戦の功績」小笠原輝
●付録
終盤トレーニング「必至か、否か」―上から押さえる・挟撃の寄せ編― 著・金子タカシ
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商品情報・内容
- 出版社:マイナビ出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:[紙版]毎月3日 [デジタル版]毎月5日
- サイズ:A5
■ 幅広い内容で迫るビジュアルな将棋総合雑誌。※デジタル版についてのご注意: 棋力認定問題には応募できません。懸賞への応募ができない場合があります。
プロ・アマ問わず将棋界のすべてがわかる格調高い将棋総合雑誌。他誌に類をみない豊富なカラー頁で対局風景、棋士の表情、イベント等をビジュアルに描写。特にタイトル戦の解説は詳しく見やすくをモットーに時には自戦記、あるいは巻頭カラー頁で取り上げたりと趣向が凝らしてある。他にも公式棋戦の動向、初心者から有段者まで楽しめる多様な上達講座、人気棋士の自戦記、硬い話やくだけた内容の読み物等、バラエティーに富んだ連載・特集・企画の充実ぶりも見逃せない。
将棋世界 2019年10月号(2019-09-03発売) の特集を少しご紹介
木村は燃えているか
第60期王位戦 七番勝負第3局
P.18~P.29
待望の1勝だった。
開幕戦で木村は後手番で完敗した。序盤から形勢不利に陥ったので力を発揮していなかったが、北海道で指された第2局は違う。貴重な先手番で優位に立ったものの、中盤で崩れて連敗。新聞観戦記を担当した私は終日、対局室で観戦していたが、木村の落胆ぶりは痛々しかった。
なぜこれを勝てないんだ。木村が自分を責めつけていることがはっきり分かった。
第3局は後手番だ。これを落とすとシリーズの趨勢はほぼ決まってしまう。木村が強い思いで本局に臨んだことは容易に想像できるが、好材料もあった。第2局のあとに竜王戦の決勝トーナメントで永瀬拓矢叡王に勝ち、挑戦者決定戦に進出。王位戦とあわせて、豊島と十番勝負を戦うことになった。
「よく勝っている永瀬さんに勝てたのは大きなこと。(第3局に)よい影響はあったと思います」と木村は言う。
それでも「確かに十番勝負と考えることもできますけど、王位戦は連敗していたので早く一つ勝ちたかった」と率直に明かした。
豊島先勝
第32期 竜王戦 挑戦者決定三番勝負第1局
P.30~P.32
第32期竜王戦挑戦者決定戦三番勝負は、豊島将之名人―木村一基九段のカードとなった。両者は並行して行われている、第60期王位戦七番勝負でも戦っており、合わせて真夏の十番勝負となる。
なお同年の竜王戦挑戦者決定戦と、王位戦七番勝負が同一カードとなったのは、これが初めてのケースだ。
第1局は8月13日に、大阪の関西将棋会館で行われた。振り駒の結果はと金が3枚で、木村の先手番となる。
戦型は相掛かりに。先手が金損となる展開への誘いのスキを作る。過去の前例では、後手番を持った側が先手の挑発に乗らない進行だったのだが、本局の豊島は敢然と駒得を目指す進行に。こうなると、もう止まらない。午前中から局面は一触即発の様相を呈してきた。
第1図がその局面で、後手が踏み込めばこうなるだろうと、予想されていた進行である。先手の飛車2枚対、後手の角2枚という構図だが、よく見ると先手陣の金駒が3枚なのに対し、後手陣のそれは5枚である。
師弟
淡路仁茂九段×久保利明九段
P.3~P.10
40年近くも昔のこと、棋士・淡路仁茂が経営する神戸の将棋道場へ父親に連れられてひょっこり現われた4歳の小さな少年。十九枚落ち(上手は王将1枚)で将棋の手ほどきを受けた少年は、プロの強さを知り、棋士を夢見て門をたたいた??。
阪田三??贈名人・贈王将から脈々と続く名門「神戸組」。「不倒流」でA級へ上り詰めた師と、振り飛車一本でタイトルをつかみ「さばき(粘り)のアーティスト」と呼ばれる弟子の半生をたどる。
「もうメンバーも、だいぶ変わったやろうな」
淡路仁茂が神戸将棋センターに顔を出すのは久しぶりのことだ。神戸市中央区元町通り、昔ながらの商店街の並びに将棋センターはある。ビルの4階までの階段を上がると、午後1時の開店と同時に、常連客が盤を挟んでいた。淡路は壁の段級位表を見上げた。「あぁ、まだ松本さんも入江さんも名前があるわ」。盤に向かっていた馴染みの客が「今日もくると思いますよ」と顔を上げた。かつての席主を見る目が穏やかに笑っている。
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