津川雅彦「すべてに感謝」昭和のお姫様、朝丘雪路さん逝く。今振り返るスターの煌めき

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週刊ポスト 2017年10/13・20号 昭和の実在のお姫様!

築地の名家に生まれ人力車通学の学生時代というエピソードも。

  2018年5月20日、数年前からアルツハイマー型認知症のため療養していた 女優・朝丘雪路さんが 4月、82歳でこの世を去っていたというニュースが公となりました。 東京築地で日本画家の父と料亭の女将を母との間に生まれた朝丘雪路さん。 1952年に宝塚歌劇団に入団、 その後大橋巨泉の伝説の+R15深夜番組「11PM」への出演と 女優や歌手として活動しながら 津川雅彦さんと大恋愛の末に再婚し、おしどり夫婦として広く知られていました。   物腰柔らかな上品な笑顔がとても印象的だった朝丘雪路さん。 和装が似合うとってもかわいらいいおばあちゃんだなと フジ子もとっても好きでした。 なにより、夫の津川雅彦さんの浮気や不倫へも物おじせず これまで夫婦関係を続けてきたというニュースをみて なんて大きな器の奥さまだったのか、と驚きました。 不倫が一番のトピックになってしまう今では受け入れられないことでも、 それでも別れずに添い遂げたというのは 今にはない時代の空気があったのかな…。   去年なくなったフジ子のばあちゃんも、 一緒に暮らしているときからアルツハイマー型認知症を患っていたので なんだか少し、思い出して胸のあたりがギュッとしました。 朝丘雪路さん82年間、お疲れ様でした。  

胸を躍らせた銀幕スター、水着の煌き―。

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