
子供の科学
恐竜よりも前から存在する、ガラスでできたカラフルな化石
『放散虫のヒミツ』
◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆放散虫ってどんな生物?
放散虫は名前に「虫」がついていますが、昆虫でも貝の仲間でもないそうです。 体の大きさは約0.05~0.5mmくらいで 自分で泳ぐことはできず、海の中にプカプカ浮かんでいる海洋プランクトンです。 赤道近くの暖かい海から極地の冷たい海まで世界中の海のどんな深さの所にも無数にいますが、 いちばんたくさんいるのは海面の近く(表層水)です。 しかし、肉眼では見えないほど小さいので気づかないかもしれません。 放散虫にはたくさんの種類があり、化石を含めて名前がついているものは約1万種、 そのうち今生きているもの(現生)は1000種ほどとされています。 生きている放散虫を顕微鏡で見ると、赤や黄、緑などカラフルな色をしています。 赤は放散虫そのものの色ですが、黄や緑は体の中で共生している藻類の色です。
ミクロの放散虫が地球の歴史を解き明かす!
放散虫は体がたった1つの細胞からできている単細胞の原生生物です。 二酸化ケイ素というガラスのような成分でできた骨格(殻)と、 透き通ったアメーバ状の体を持っています。 哺乳類や鳥類、魚類なども体を支える骨格がありますが、骨をつくる成分は主にカルシウムです。
なぜ放散虫はガラスの骨格を持っているのか、 どのようにしてできるのかはまだわかっていないそうです。 その中でも放散虫の最大の謎は、やはりその不思議な形。
丸い種子や貝のようなもの、トゲトゲしたウニ、仏塔、ハチの巣、十字架、
角のあるエイリアンそっくりなものまで
同じ生物とは思えないほどたくさんの形のバリエーションがあります。
そして放散虫は恐竜がいた時代よりも前の カンブリア紀(約5億4100万年前~4億8500万年前)から殻を持つ生物になりました。
それから現在まで、ひっそりと生き残ってきた『生きた化石』なのです。
本誌では、さらに詳しい放散虫の謎や歴史、観察方法なども紹介されています。 お子様でも読みやすいようにふりがなもついているので親子で読むにもおすすめです。 夏休みの自由研究にもピッタリです。 本誌はこちらからお読みいただけます。
記事の有効期限: 2021年8月18日 Wednesday]]>





