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肩こり、腹痛、むくみや冷え…。
カラダのどこかに、何かしら不調や悩みを抱えていませんか?
一番手軽で、簡単で、セルフでできる不調解消法がストレッチです。
今日からすぐに試したくなるメソッドを紹介します。
カラダが本来の使い方を取り戻すきっかけに
トレーナーの中里賢一さんによると、
「例えば右肩が辛い場合、それは右肩の筋肉が頑張りすぎて、仕事をしすぎているサインかもしれない」
と言います。
「筋肉が仕事をしすぎるとは、同じ姿勢や激しい動作を強いられて、ずっと緊張している状態のこと。緊張した状態が続きすぎると血流が滞り硬くなります。
また、同じ仕事量でも1つの筋肉だけで行うと負担は大きいですが、3つの筋肉を同時に使えば分担され、負担も減るはず。
毎日のストレッチで、働きすぎて辛い筋肉をほぐして、代わりにサボっている筋肉を動かす習慣を身につければ、日常の動作でも効率よく筋肉が使えるようになり、カラダの使い方や姿勢も良くなっていく。
そのひとつのきっかけとして最も簡単なものの一つが、セルフストレッチだと思います」
カラダ改革&不調予防には、ストレッチが一番簡単で、すぐにできることなんですね。
中里式“不調改善ストレッチ”
3ステップでカラダが変わる!
中里さんが考案するストレッチは3ステップでガチガチの筋肉を柔らかくしていきます。
「血流が滞った筋肉は、古い輪ゴムのようにすぐ千切れます。古い輪ゴムのまま伸ばそうとするから、筋肉はほぐれず、痛みを感じるのです」
こんな3ステップで行うと、不調は劇的に改善されるとのこと。
(1)小さく動いて筋肉をゆるめる
(2)大きく動いてほぐし、体感の筋肉を使って動く習慣をつける
(3)リズム良く動いて、血液循環を促し、各関節の連動性も高める。
肩こりを改善する3ステップストレッチ
肩こりは国民病とも言われ、年齢や性別を問わずに悩んでいる人も多いです。
【STEP:1 ゆるめる】肩甲骨に関わる筋肉をゆるめ、動きをスムーズにする
床と平行になるように、肩と同じ高さ、胸の前に左右の腕を横にして構えます。
腕を外側に大きく広げ、上下が逆になるように腕を入れ替えます。
カラダは動かさずに、肘を外側に引っ張り、肩甲骨をしっかり引き寄せるイメージで動かしましょう。
【STEP:2 ほぐす】縮こまった胸の筋肉と、肩甲骨まわりの筋肉をほぐす
膝を曲げ、横向きに寝ます。
両腕を前に伸ばし手を合わせます。
肩甲骨だけで真上まで片腕を上げたあと、後半は肩甲骨を動かさずに胸を大きく開いてカラダを開いていきます。
胸の筋肉の伸びを感じながら、ゆっくり行いましょう。
反対側も同様に。
【STEP:3 高める】肩甲骨まわりの腕の表裏の筋肉に運動性を出す
真っ直ぐに立ち、胸を広げ、背面でタオルの端と端を対角に持ちます。
カラダの軸がブレないように、斜め上、斜め下にリズミカルにタオルを動かします。
慣れてきたらタオルを持つ距離を縮めていくと、さらに肩甲骨まわりの運動性がアップ!
今回は肩こりを改善するストレッチを紹介しました。
本誌では、首こり、腰痛、全身の疲れ、その他の悩みについてのストレッチが紹介されています。
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