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寒くて血色が悪くなったり、乾燥して透明感が出なくなったりと、ほかの季節よりもくすみが悪化しやすい冬。
美的では、“冬ぐすみ”の原因や、原因を引き起こしやすい生活習慣を解説しています。
6つの主な原因
ここでは、冬ぐすみの主な原因を紹介します。
(1)血行不良
人間は恒温動物であり、気温にかかわらず体温を一定に保つ機能を備えています。
皮膚の温度センサーによって寒さを感じると、
体内の熱が奪われるのを防ぐために自律神経が働いて血管を収縮させ、
血流を現象させることで肌表面の温度を低く保とうとします。
(2)角質肥厚
寒さによって血行不良になると、肌細胞のひとつひとつに栄養が行き渡りづらくなります。
すると、肌の生まれ代わりのリズムが乱れ、古い角質が剥がれ落ちにくくなります。
角質細胞は色がやや暗いので、厚くなるとどんよりくすんで見えます。
(3)乾燥
湿度の低い冬の外気に肌の潤いが奪われて乾燥すると、
バリア機能が低下し、肌は自らを守るために各層を厚くして潤いを保とうとします。
また、肌に水分が足りないとそれだけで透明感が失われ、くすんで見えます。
(4)炎症
乾燥してバリア機能が低下した肌は、外部刺激に敏感になり、炎症による赤みを起こしやすくなります。
通常炎症はすぐ治りますが、バリア機能が低下していると炎症が慢性化。
さらに炎症によってメラニンが増え、黒っぽいくすみにもつながります。
(5)くま
目の周りは皮膚が薄く、毛細血管がたくさん通っているという特殊な部位。
全身の血流が滞ったり、皮膚が冷えて毛細血管の血流が悪くなるとうっ血し、青黒いくまになります。
(6)毛穴
冬は乾燥によって各層の代謝が滞ったり洗顔が疎かになったりして、
皮脂が出る肌タイプの場合、毛穴に角栓が詰まりやすくなります。
角栓が黒ずむと肌の透明感はダウン。
また、乾燥によってキメが乱れて毛穴が広がると肌は光を乱反射して、くすんで見えます。
こんなこと、習慣化させていませんか?
- 首、手首、足首を覆わず外出
- リモートワーク継続中で運動不足気味
- ベタつくからクリームは苦手
- ゴシゴシこするお手入れ
- 食事の栄養バランスが悪い
などなど、当てはまっていませんか?
冬のこんな習慣がくすみを悪化させます。
肌だけでなく全身のケアが”冬ぐすみ”解消の早道
“冬ぐすみ”そのものは顔の肌の現象ですが、その大きな原因に全身の”血行不良”が関わっているので、
スキンケアだけでなく生活習慣を複合的に見直していくことが大事だそうです。
全身を流れる太い血管からの栄養が十分に届かなくなると、
肌をいくら保湿したり毛細血管の血行を促すケアをしても効果は得られにくいもの。
食事や筋トレ、体の温めなど複合的なケアをすれば、肌だけでなく体調も丸ごと良くなります!
本誌では冬ぐすみの解消メソッドが紹介されています。
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