《冬の冷え取り》部位別・オイルを使ったアーユルヴェーダマッサージ

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気温が低く、冷たい風が吹く冬は、体の冷えや乾燥による不調が多くなります。

アーユルヴェーダのマッサージ法で生命エネルギーを整え、寒い季節を元気に過ごしましょう!

今回はyoga JOURNALで紹介されている『アーユルヴェーダ マッサージ』を紹介します。

 

オイルマッサージで不調を解消

 

アーユルヴェーダセラピストのアカリ・リッピー先生はこう話します。

「冬はヴァータドーシャの影響を受けやすいです。寒く乾燥してくると、その影響を体も受け、冷えや乾燥といった不調が起こりやすくなります。特に夏に冷たいものを多くとり、体を冷やしていた人はヴァータの影響を受けやすいですね」

 

アカリ・リッピー先生は、英国アーユルヴェーダカレッジを卒業後、

本場スリランカのアーユルヴェーダクリニックで経験を積み、現在は都内でサロンを経営しています。

そんなアカリ先生がおすすめする冷え取り方法はオイルマッサージ。

 

「オイルマッサージを行うとヴァータのエネルギーを鎮静させることができます。と同時に、オイルの油性が体内の乾燥をやわらげ、血液やリンパ液の流れをサポート。また、マッサージをしながら肌に触れることでリラックスでき、気持ちも穏やかになります」

 

オイルマッサージは朝行うと体の巡りが良くなり、1日を快適に過ごすことができるそう。

 

「マッサージ後は15分ほど入浴をしてオイルの吸収を高めるのがおすすめですが、忙しい朝はシャワーでもOK。蒸しタオルで拭き取っても大丈夫ですが、痒みなどが出た場合は洗い流してください」

 

部位別冷え取りで不調を緩和

 

大腸の冷え取り

 

 

大腸の冷え取りをすると、便秘や頻尿を緩和します。

 

 

(1)両手にオイル(約大さじ1/3)を塗ります。

おへその右横に両手を重ねておき、内側にグッと押し込みます

 

(2)そこからおへその上、左横、下と時計回りに、腸を転がすイメージで両手をお腹の内側に押し込みながらマッサージをします。

これを10回繰り返します

 

【ポイント】

大腸の腸壁を触るつもりで両手を肋骨よりも内側に押し込み、しっかり刺激することが大事。

 

腰の冷え取り

 

腰の冷え取りをすると、腰痛や生理痛が緩和されます。

 

 

(1)両手にオイル(約大さじ1/3)を塗ります。

脇腹から両手で骨盤をつかみ、親指が触れるところにあるマルマを強めに押します。

5秒を5回行います

 

(2)左右の手のひらを腰に当て、それぞれ円を描くように腰まわり全体をマッサージします。

これを5回繰り返します

 


 

本誌ではさらに他の部位の冷え取りマッサージも掲載されています。

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