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今やいろんなところで耳にする『つみたてNISA』。
税金ゼロのおトクな長期投資制度です。
非課税メリットを受けつつ、長期にわたり投資信託の積立てができる『つみたてNISA』は
2018年の開始以来、毎年約80%の伸び率で加入者が増えています。
2021年は9月末までで、すでに2020年比で77%増を達成。
資産形成への意識の高まりを物語っています。
そこで気になるのは、つみたてNISAでどの投信が人気かということ!
SBI、楽天、マネックス、松井、auカブコムの5つの証券会社において2021年の11月末までで、
販売代金が高かった投資信託のトップ10を紹介します。
投資信託のトップ10
1位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2位 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
3位 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)【楽天・全米株式インデックス・ファンド】
4位 SBI・V・S&P500【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】
5位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
6位 楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】
7位 〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ 外国株式インデックスファンド
8位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
9位 ひふみプラス
10位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
投資先は絶好調な経済を背景に注目が集まる米国株型や、それに牽引されて伸びる全世界株型に人気が集中しています。
また、投信のタイプは、10本中9本がインデックス型という結果に。
つみたてNISAの対象投信は9割がインデックス型ということも背景にありますが、
もう一つ、アクティブ型の成績が振るわなかったことも理由でしょう。
9位『ひふみプラス』の直近1年のリターンは3%、リスト外の19位『世界経済インデックスファンド』も14%でした。
上位には信託報酬が低い投信が揃った点にも注目。
運用会社の努力と、投資家の手数料への意識向上がうかがえます。
特に『eMAXIS Slim』シリーズが上位半分を占めています。
業界最低水準の運用コスト、という方針が大きく支持された格好です。
例えば1位のeMAXIS Slimシリーズの投信は、同じ投資先の4位『SBI・V・S&P500』より信託報酬が高い。
しかし方針どうりならば、同等の水準になることが期待できます。
ランキングを参考にしつつ、2022年の投信選びに活用しましょう!
詳しい信託報酬や上昇率などは本誌にてご覧いただけます。
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