前澤友作「ぼくはこれからもお金を稼いで世の中に還元し続ける」

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32億円のお金贈り、100億円の宇宙旅行、123億円の絵画購入。

 

“カネ遣い”がこれほど話題になる日本人が、近年いたでしょうか。

一代で1兆円企業を築いた異能の経営者・前澤友作氏が全体未聞の試みに挑み続ける理由とは?

Forbes JAPANが前澤友作氏にインタビュー。

 

「お金のない世界」の実現のために
僕はこれからもお金を稼いで世の中に還元し続ける

 

 

“お金贈りおじさん”。

前澤友作は自らそう称し、
これまでさまざまなかたちで世の中の人々に送ってきたお金は総額32億円超

お年玉企画、ひとり親応援基金、じゃんけんに買ったら賞金がもらえる『前澤じゃんけん』。

 

昨年12月には日本の民間人で初めて国際宇宙ステーションへの渡航・滞在を実現し、
宇宙から“参加者全員にお金贈り”を敢行して大きな話題を呼びました。

 

「最初のお金贈りは2019年1月。当時はZOZOの社長だったので、年始のセールを盛り上げるために企画しました。その後、シングルマザーなど生活に困っている方やアーティストなど、その都度異なるターゲットと目的で実施してきましたが、根底にあるのは、『お金持ちは納税以外でもどんどん世の中にお金を還元すべき』という考えです」

 

前澤氏のビジネスキャリアの出発点は、高校を卒業後、
ミュージシャンとしての活動と並行して始めた海外のCDやレコードの輸入販売です。

口コミで客が増え、対面販売からカタログ通販になり、1998年に有限会社スタートトゥディ(現ZOZO)を創業。

それがZOZOTOWNの原点となりました。

 

「僕の趣味から始まったビジネスに一緒についてきてくれた創業メンバー、レコードを買ってくれたお客さん、そしてZOZOTOWNで服を買ってくださった方々、株主の皆様。これまで数えきれないほどの人たちにお世話になり、その人たちのおかげで今日の僕がある。つまりいま、僕が手にしているお金は、自分ひとりで稼いだものではない。だからこそ、お金をどんどん回して世の中に還元するのは、自分の使命でもあると思うんです」

 

前澤氏は手元にあるお金をすべて使い切ることにまったく不安はないといいます。

 

「小金持ちには、自分の財産を守ろうとする人が多いんですよ。でも僕は、お金を使えば使うほど入ってくると、と考えています。これは、僕がビジネスを続けてきたなかで確かに得た感覚なので、自信があるんです」

 

もちろん事業だから失敗することもあるかもしれない。

しかし、その失敗さえも長期的な目で見れば“財産”になる、と言います。

 

「だから、すぐに結果に結びつかなかったとしても、別のかたちで必ず帰ってくるはずです。お金贈りについても最初からそれを目的にしていたわけではないけれど、結果的にSNSのフォロワーが増えて、新たな出会いが生まれ、ビジネス上のつながりが広がっていますから

 


 

本誌ではさらに前澤氏のインタビューをお読みいただけます。

 

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