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登山者に人気の北アルプスは、登山口も山小屋もたくさんあるため、2泊3日でも繋ぎやすいと言われています。
今回はPEAKSに掲載されている北アルプスの登山について紹介します。
2泊3日、登山者たちのアルプスの記憶
1泊、2泊と山ですごした時間だけ鮮明に残る縦走の記憶。
同じアルプス、同じ山でも思い出のかたちは人それぞれです。
実際に登山した方達の記憶を少しだけ紹介します。
【北アルプス・ジャンダルム】
かほ/登山ユーチューバー
360度の眺めはがんばって登ったあとの最高のごほうび
ジャンダルムに登ったあとに宿泊した穂高岳山荘から翌朝、日の出を見るために涸沢岳に登ったときのこと。
北アルプスを360度見わたせるだけでなく、南アルプスや富士山、八ヶ岳など信州の山を一望でき、
ジャンダルムに登ったあとのごほうびを山からもらっているように感じた。
【北アルプス・七倉ダム~船窪小屋~三俣山荘】
小宮山花/光岳小屋主人
『2本の虹は悪天候の兆し』山小屋のおかあさんに教わった思い出
朝食を終えて外に出ると黒部源流のあたりに2本の虹がかかっていた。
こんなにきれいな景色を見られるとは!と喜んでいたら、おかあさんが「あれは天気が悪くなる虹だよ」と教えてくれた。
そのあとすぐにパラパラ雨が降ってきて、予言のようなできごとだった。
【北アルプス・燕岳~蝶ヶ岳】
武部努龍/フォトグラファー
出発を忘れてしまうほど夢中でシャッターを切ったドラマチックな山の姿
2日目の朝、大天荘テント場での景色は鮮明に覚えている。
槍ヶ岳方面の山々が赤く染まり、中腹あたりには雲海が広がっていた。
次第に陽が昇り、山全体に光が差すと雲が東鎌尾根を沿うように越える滝雲に変化していくさま。
その光景を夢中でカメラに収めていた。
そのため、出発が大幅に遅れてしまったが(笑)。
北アルプス2泊3日のテント泊おすすめルート
本誌では、PEAKSの編集部がおすすめのテント泊ルート15本を紹介しています。
写真、ルート、特徴、時間など詳しく紹介されています!
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