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既存店売上高は26四半期連続増、2021年12月期は上場来最高の全店売上高を記録した日本マクドナルド。
好調の原因は新型コロナウイルス禍の前から進めたDX(デジタルトランスフォーメーション)です。
『外食の勝ち組』が見据えるファストフードの未来とは?
日経ビジネス電子版では、日本マクドナルドホールディングス社長兼CEOの日色保氏にインタビューしています。
3月にハンバーガーなど全商品の2割を値上げしました。
客足への影響はありましたか?
「今のところネガティブな影響はそれほどありません。今回値上げした商品はハンバーガーやチーズバーガーといった値ごろ感の高い商品群です。
あらゆる物が値上がりし始めている世の中なので、現場を見る限りはお客様にもご理解をいただけているのではないかと感じています」
ウクライナ危機などを受けてあらゆるコストが上昇しています。
「もう一段の値上げ」もあり得るのでしょうか。
「頻繁な値上げは考えていませんが原材料価格、為替、エネルギー価格、物流費など色々なコストが三重苦、四重苦に積み重なっています。当社も2021年末、22年初頭とマックフライポテトの販売休止で多大なご迷惑をおかけしました。今後どうなるかは予断を許さない状況です」
円安の負の影響が甚大です。このままでは1970年代お狂乱物価のような事態になりかねないのでは。
「そこまで深刻ではないと思います。ただ、過去2年の社会情勢を見ていると『これからの社会はこうなる』と様々な人が立てた予測の多くが外れていますね」
ウクライナ危機もここまでの深刻化を予想した人は少なかったですね。
「そうですね。私は現状を『ノーノーマル(無規範)』と称しています。『ニューノーマル』は新常識という意味ですが、今や何が常態なのか分からなくなった。これからの時代は何かをノーマライズすることが難しくなっていくのではないでしょうか」
コロナ禍前から準備していた
ノーノーマルの時代に重要になってくる施策とは、どのようなことでしょうか。
「対応力ですね。この2年間、変化する状況にいかに臨機応変な対応ができるかが問われていました。先を見越してもその予測が外れますから」
未来予測が難しい時代にあっても、既存店売上高が26四半期連続で増加しました。
2021年12月期の全点売上高は上場来最高と好調が続いています。要因は何でしょう。
「2014年の期限切れ鶏肉問題(「チキンマックナゲット」を調達していた中国企業が使用期限切れ食肉を使っていた問題)などによる低迷から回復を遂げたのが2018年、私がマクドナルドに入社した年です。
2019年からは次なる成長に向けて店舗開発に向けた投資が本格化しました。
注文から支払いまでスマートフォンで完結し、レジ待ちの時間なしで商品を受け取れるモバイルオーダーは2020年1月に全国展開しました。コロナ禍の直前ですね。宅配バイクの導入も以前から加速していた。こうした準備が奏功したのだと思います」
本誌では、マクドナルドが最高売上高を記録している理由や、今後の経営についても語られています。
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