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リモートワークが広がり、テクノロジーと社会の動きは活発化し、『働き方』の多様性は世界でますます加速しています。
リクトイン共同創業者でベンチャー投資家のリード・ホフマンはこう語りました。
「いまは『大退職時代(The Great Resignation)』というよりも、『大再編成時代(The Great Reshuffle)』だ」と。
『働き方』を見直すよりも『なぜ働いているのか?』を考え、好きなことを仕事にするための“つくりなおし”の時期なのです。
そんな動きをふまえて、組織も社会も大再編成をせまられています。
今回はForbes JAPANで特集されている『なぜ「働く」のか?』から、北欧の人的資本モデルについて取り上げます。
働き方「大再編成時代」のヒント
「何度でもやり直せる」北欧の人的資本モデル
国際競争力が高く、多くのユニコーン・スタートアップを生む北欧諸国。
その秘密は「何度でもやり直せる」教育と社会成長の一体化モデルにありました。
人口1人当たりのユニコーン数はシリコンバレーを除いて世界最多
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドなどの北欧諸国は
その経済規模に比して、一人当たりの名目GDPは突出して高い。
また、国際競争力、イノベーション指数も高く、その数字は2000年代より活発になった新興企業がけん引しています。
バルト3国を加えた8ヵ国では、人口すべて合わせても3300万人程度ですが、
評価額10億ドル以上のユニコーン・スタートアップが30社近くあり、
これは人口1人当たりのユニコーン数ではシリコンバレーを除くと、世界最多の地域となっています。
北欧ではなぜ、こんなにも「人」の力が強いのでしょうか。
これはリスクを許容する文化と包括的な社会制度が後押ししているといわれますが、
その社会制度の背景には資源と人口の制約のなかで、伝統的にすべての人を社会の資源とする考え方が浸透していることにあります。
北欧の福祉制度や民主主義に大きく貢献したN.F.S.グルントヴィの考え方も、
社会階層を超えて個々に内在する能力を生かすことで、社会全体を安定的に豊かにしよう、というものでした。
記事では、北欧で『いかに個人の「学び」が社会の「成長」、「強さ」(リジリエンス)と一体化されて考えられ、制度化されているか』について触れています。
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