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自分に優しくなれば、人にも優しくなれる。
そんな優しさの循環を求める声が国内外で高まっています。
VOGUE JAPAN は、アメリカの社会問題に詳しいジャーナリストのベギー・オレンスタイン氏と、
日本で『セルフ・コンパッション』研究の第一人者で関西学院大学でパーソナリティ心理学と臨床感情科学が専門の有光興記教授に話を伺いました。
自分をいつくしむという『セルフ・コンパッション』がなぜ今、注目されているのでしょうか。
コロナ禍で浮き彫りになったメンタルヘルス問題
コロナ禍は人々にとって、とてもつらい日々でした。
自分でコントロールのしようがないこと、そしてアメリカの恥部が明らかになるようなことがたくさん起こりました。
アフリカ系やアジア系のアメリカ人には特に耐えがたかったもの。
ロックダウン中はさまざまなメンタルヘルス問題が浮き彫りに。
そして生き抜くために、なによりもまず自分自身に対して思いやりを持たなければならないことが明らかに。
かつて「自分はこれでいい」といった気持ちが
「ずいぶんがんばってるね。大変だよね。私はあなたの味方だからね」にシフトしたのです。
『セルフ・コンパッション』のメリットは、自分の苦しみを認め、友人や我が子に対するように自分をいたわると、
不安や憂鬱な気持ちがやわらぎ、人間関係が改善され、他者を思いやれるようになり、社会とつながったり、人の役に立てるようになること。
ミスや失敗をした自分に言い訳をすることではなく、むしろ改善すべき点を明確にし、
自分に足りないところを浮き彫りにしてくれます。
「私はバカだ。また失敗してしまった。私はいつだって失敗するんだ」と言うか、
「生きていれば失敗することはある。ほんとうに立ち直れないほど打ちのめされた気分だけど、
次の挑戦に備えるために、自分にはなにができるのだろう」と言うのか。
あなたはどちらを言いたい・言われたいですか?
セルフ・パッションの3つのステップ
セルフ・コンパッション…
自分らしさを取り戻す、自分をいつくしむという作業を行なっていきましょう。
(1)まず呼吸を整える
(2)悩んでいること、叶えたいことがあれば、自分の親友にかけるような優しい言葉を思い浮かべる
(3)優しい言葉で自分に語りかけ、自分の幸せを願う
そして周囲の人たちも含めて「私たちが幸せになりますように」と願う
本誌では、セルフ・コンパッションの3ステップを開設しています。
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