《女性がひとりで歩く》仕事のミスの挽回で登った登山で目覚めた女性ソロハイカー

  • 更新日
  • 有効期限 2022.09.19

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テレビ番組の企画で登った八ヶ岳に感動し、手始めに高尾山縦走からはじめたかほさん。

動画編集のスキルを活かして、登山ユーチューバーとして活躍中。

PEAKSでは、そんな彼女のソロ登山についてインタビューしています。

 

仕事のミスの挽回で登った八ヶ岳がはじまり

 

大学卒業後、テレビの制作会社に就職してADとして働いていたかほさん。

入社1年目に寝不足で収録中にミスをしてしまい、それを挽回する“禊”として
八ヶ岳の初日の出を撮影する番組が企画されました。

 

ガイドやディレクターも同行する安全に配慮した企画でしたが、
それまでのかほさんは学校などの行事で里山をの棒量な遠足レベルの登山経験しかなく、
標高2000m級の山は初めての経験だったそうです。

初日の出は根石岳で迎えました。

 

「冬営業している山小屋が近く、小屋の前からでも日の出が見られるので、初心者でも登れるだろうということで。

私は中学と高校の6年間、テニス部に所属していたので、それなりに体力はありました。体を動かすことも好きだったので、社会人になってからひさしぶりに体を動かせ、自然も感じられ、しかも撮影日は天候にも恵まれ、禊とはいえ、よい山行を体験できました

 

 

登山に目覚めた後、有名どころの高尾山に出かけたり、奥多摩にも行って、
さらに高い山にも登りたいと思うように。

そしてその後、アルプスに挑戦しました。

 

女性ひとりでの登山は、身の危険を感じたり、不安ではなかったのでしょうか。

 

「YouTubeを始めたあとは、視聴者の方から声をかけられることもありますが、それまではたとえば男性に声をかけられるとか、からまれることはありませんでした。ですが、北アルプスでクマに遭遇したときはさすがに身の危険を感じました。

登山道の10mぐらい先に子グマがいたんです。クマと出会ったときの対策は読んだり、聞いたり、動画も見たりしていたので、その場で立ち止まって距離をたもち、音を立てたら逃げてくれたのでホッとしました。緊急時の対処法はやっぱり頭に入れておいたほうがいいですね

 

本誌ではSNSへの投稿などについてもインタビューに答えています。

 

女性ソロハイカーお悩み相談室

 

 

また、女性登山者・ソロハイカーのお悩み相談室も掲載されています!

女性ハイカー3名の方が答えています。

 

Q. テント上で夜に寂しくなるときがあります。
ひとりですごす夜はなにをしているか教えてください。

 

・登山ガイド/健康運動指導士の武田佐和子さんの回答

 

寂しくなるのには2種類の理由がありますね。

「人気のテント上で周りがにぎやかなのに、自分だけひとり」という状況と、
「周囲にだれもいない、人間は自分だけ」という状況です。

いずれにしても、ソロテントを楽しみたい人はその状況を覚悟のうえで臨んでください。

覚悟をしていても寂しくなったときは、ラジオや音楽を聴いたり、
次の日の山行計画に没頭してまぎらわせたりすることがおすすめです。

まだ明るい時間なら話しかけられそうな人がいるか偵察をしに行ったり、
山小屋の売店の方と天気の話をするのもいいかもしれません。

 


 

本誌では女性ハイカーに向けたさまざまな知識が掲載されています!

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