《5G普及をにらんだ再編》NTT社長「今、法人サービスを統合することが非常に重要」

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NTTが国内外で、大胆なグループ再編を進めています。

重複した事業の無駄を省き、収益化を向上させます。

革新的な通信技術も開発し、目指すのは世界での復権。

日経ビジネス電子版ではNTT社長・島田明氏にインタビューしています。

 

前社長が行った統合・大きな再編をしっかり実行する

 

澤田純前社長のバトンを引き継いで6月に社長に就任されました。

澤田氏は、NTTとして26年ぶりに代表権のある会長に就きましたが、役割をどのように分担していくのでしょうか。

 

「澤田社長は7月に実施したNTTドコモとNTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアの統合や
10月に予定しているグループ海外事業の統合を決めました。

私の課題はこれら2つの大きな再編をしっかり実行し、成果を出していくことです。

グローバルについては幅広い分野で事業展開しているため澤田会長にサポートしてもらいます」

 

5G普及をにらんだ再編

 

3社を統合した『新生ドコモ』が目指すのはどんな企業ですか。

 

「基本はコンシューマーと法人のサービスをすべてカバーする事業体です。

今まで法人事業はNTTコミュニケーションズが担ってきました。

同社はもともと固定通信網を利用したソリューションサービスを提供している会社です。

 

一方のドコモは、『固定のネットワークとは別のネットワークをつくらなくてはならない』という規制のもとで
コンシューマーの携帯電話サービスを提供してきました。

法人向けの回線ビジネスも手がけていましたが、ソリューションという形での提案はできていませんでした。

 

これからは超高速大容量の性質を持つ5Gに、超低遅延と多数同時接続という特徴が加わります。

そうすると、固定の専用線のようなサービスは5Gの無線サービスに置き換わっていくでしょう。

そのため今、法人サービスを統合することが非常に重要なのです」

 

ドコモの法人事業の弱さが指摘されてきましたが、その裏にはハンディキャップがあったと。

 

「あったと思います。

NTTコミュニケーションズとドコモそれぞれでネットワークをつくらなければならず、
法人分野で二重のネットワークを持つ構造になっていました。

それゆえ、コストメリットは出ないわけです。

両社が営業で競合する場面もありました

 

NTTが1999年に分割されてからのグループの在り方が、時代に合わなくなってきたのでしょうか。

 

そうですね。NTTコムウェアを統合させたのはソフトウェアの開発力をドコモに取り込む必要があったからです。

 

ドコモについては、携帯電話のインターネット接続サービス『iモード』を99年に生み出した後、革新的なサービスが生まれていません。

 

「iモードはやはりすごく画期的だったんです」

 


 

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