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ホルモン変動に揺さぶられる女性の体は、不安定で繊細。
だからこそ悩みも多いもの。
そこで生理や子宮、ホルモンにまつわるさまざまな疑問に3人のプロが回答しています。
今の体、将来の体
Q. 女性ホルモンは、一生のうちで、どんなふうに変動するの?
A. 20~30代半ばにピークとなり、その後、徐々に減少
「10代に卵巣が成熟すると、エストロゲンが増え初経を迎えます。20~30半ばには分泌がピークになり、その後徐々に減少し、40代後半には急減」
(産婦人科専門医・高尾美穂先生)
Q. 生理周期のリズムで、体、心、肌の調子はどう変わる?
A. 4つの時期ごとに変化し、調子がよいときと悪いときがある
「整理期間中の月経期、生理後1週間程度のエストロゲンの分泌が高まる卵胞期、排卵が起こる排卵期、プロゲステロンが分泌される黄体期にわかれ、以下の表のように変化します」
(産婦人科専門医・尾西芳子先生)
私の生理の周期や量は大丈夫?
Q. 生理が止まってしまいました。放っておいてもOK?
A. 3ヶ月以上生理が来ないなら無月経。受診を
「生理が止まって3ヶ月以上来ないことを無月経といいます。妊娠を希望する人にとって自然妊娠は難しいですし、エストロゲンが分泌されていないと骨が脆くなったりするため受診を」
(産婦人科専門医・高尾美穂先生)
Q. 経血量が多すぎてタンポンが1時間ももたないのは病気?
A. 過多月経と考えられるので治療を
「過多月経は貧血を招くうえ、子宮筋腫などの病気の場合もあるので婦人科へ。病気ならその治療をし、過多月経は低容量ピルやミレーナなどで治療します」
(産婦人科専門医・尾西芳子先生)
本誌では産婦人科の先生が全部で100問の質問に答えています。
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