《DVの相談は18年連続で過去最多に》増えるシニア世代・夫から妻への言葉の暴力

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コロナ禍を経て、夫婦間のDV相談が過去最多を更新しています。

シニア世代で多いのが、夫から妻への乱暴な言動です。

熟年離婚も過去最多を記録している現在、状況を変えようと『動く』人も多いようです。

 

週刊朝日に特集されている『夫のDVに声をあげる妻たち』の記事についてピックアップします。

 

言葉の暴力もDV

 

「もうこれ以上、耐えられない」

 

千葉県在住のヨシエさん(仮名・67歳)は現在結婚41年目になる夫(72歳)と夫婦二人暮らしです。

その夫に対する我慢が限界を迎えたといいます。

 

暴力は振るわないものの、怒号の嵐で妻を責める

 

夫は若い頃からヨシエさんに対して乱暴な言動を繰り返してきました。

朝起きて、ヨシエさんがすぐにお茶を出さないと、カッとなって怒鳴りつけます。

肉料理が好きで、夕食の献立に肉がないと「こんなの食事じゃないだろう」と怒号の嵐。

 

殴る、蹴るなどの身体的な暴力はありませんが、怒ると物に当たって壊す……。

蹴り飛ばした椅子がガラス戸に当たり、割れたガラスの破片でヨシエさんがけがをしたことも。

 

定年後により乱暴になった夫

 

夫が定年して、一日中家にいるようになり、あるときヨシエさんが出先から連絡をしました。

 

「少し帰りが遅くなりそうだから、洗濯物を入れておいてもらえますか」

 

帰宅すると、逆上した夫が仁王立ちで待ち構え、

「なんでお前の仕事を俺がやらないといけないんだ!」

「ふざけるのもいいかげんにしろ!」

これをきっかけに、さらに乱暴になるようになりました。

 

雨が降ってきたにもかかわらず洗濯物は外に出しっぱなし。

 

「誰のおかげで暮らせてきていると思うんだ」

「俺は勤め上げてお前を養ってきた」

 

ヨシエさんが何か言おうものなら、「言うことを聞かないなら、俺の家から出て行け」

3時間近い説教の後、ヨシエさんは濡れた洗濯物を取り込みながら
「真剣にこれからのことを考えないといけない」と思いました。

 

ヨシエさんは久しぶりに規制した娘と二人になったつかの間の時間に、
若いころから我慢し続けていた夫との暮らしが限界に来ていること、
もっと自由に自分の時間を楽しみたいこと、そのために夫と距離を起きたいことを話しました。

 

娘がヨシエさんを他県にある娘宅に呼び寄せ、
離婚を見据えてカウンセラーの元に連れて行ったのは、その1ヶ月後のことでした。

 

DVの相談は18年連続で過去最多を更新

 

コロナ禍を経て、夫婦間のDV被害が増加しています。

警察が昨年受理した配偶者などパートナーからの暴力(DV)の相談は、18年連続で過去最多を更新。

昨今では若い世代を中心に、妻から夫へのDV被害も増加傾向にあるものの、
65歳以上のシニア世代おいては『圧倒的に夫からのDVを相談する妻の割合が高い』と複数のカウンセラーは話します。

 

妻の防衛策 5ヵ条

 

 

本誌では、これまで300人以上のDVや虐待などの相談を受けてきた心理カウンセラーの松村三樹夫さんによる
『妻の防衛策 5ヵ条』なども詳細に掲載されています。

 

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