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人はいつでも悩みが絶えない生き物です。
こんな悩みを抱えている人たちがたくさんいます。
家庭で…
「子どもが自分を尊敬してくれない」
「夫婦間ですれ違って、わかり合えない」
「配偶者の顔を見るだけで腹が立つ」
会社で…
「苦手な人が多いチームに入った」
「部下が言うことを聞かず、成績も悪い」
職場の人間関係から家庭まで、心が疲れている人には、さまざまな原因があります。
PRESIDENTでは、具体的な悩みに心理学、脳科学の専門家がズバリ答えています!
テレワークの日々に疲れてしまった
「テレワークの日々に疲れてしまった」という悩みに回答するのは心理カウンセラーの上谷実礼氏。
「テレワーク環境で、思うように仕事が進まないと悩む管理職は多いです。
とりわけ、部下の育成やチームビルディングといった、きめ細やかな意思疎通が重要な業務は、
リモートではやりにくい部分があるのもうなずけます。
私自身も自分のチームをリモートで動かしながら感じているのは、
まずは一人一人の部下との一対一の関係をきちんとメンテナンスするところから始めたほうがいいということです。
テレワークのときほど、定期的な1on1ミーティングの時間を確保することをオススメします。
業務の進捗に関する悩みなど、現在の仕事に直接関係のある話だけでなく、
むしろ部下の持っている価値観やキャリアについてのビジョンなど、
管理職が部下のことを理解するための材料として話してもらうことが重要です。
細かな管理というより、部下が自分らしく成長していけるように支援していくためのミーティングだと位置づけてください。
1on1のミーティングは、一定の練習が必要です。
いろいろ重要なスキルはありますが、一番大事なのは「傾聴」です。
相手の言葉の奥にある気持ちや考えにまで思いをはせ、理解しようとする姿勢を見せましょう。
初めの数回は、テーマを複数示して部下に選んでもらいましょう。
ミーティングの冒頭はねぎらいの言葉から入り、最後は感謝の言葉で締めくくるのがいいでしょう。
一回の面談で問題を解決しなくていいと決め、
部下が心理的安全性を持てるような関係を中長期的に築いていくことを目指します。
テレワーク環境で、『部下の時間管理や行動管理が思うようにいかない』という悩みもよく耳にします。
しかし、そもそもそれらをリモートで管理しようということには無理があると思います。
テレワークにおいては、成果主義に近い考え方を導入した方が、会社も働く人もハッピーになれるはずです。
「自由にやってください、サポートはします。でも成果は出してくださいね」というあり方が、
これからの現実的なスタンスではないでしょうか。
本誌では、テレワークや会社の悩み以外にも自己嫌悪や老い、
スマホなど様々な視点での悩みに心理学、脳科学の専門家が答えています!
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